2018年06月12日

ブラックラピド製法で袋モカのローファーを作成してみた〜その弐

先日、近くの自販機で缶コーヒーを買おうと100円を入れたところ・・・・、
ん?・・何だかおかしい・・・。途中で引っ掛かっているような・・。

140円のコーヒーなので更に50円を入れてみたところ・・、
あれ?・・、やっぱ入らないっ!

投入口をドンっと叩いてみても、何も変わらず・・・。

次にもう10円・・・、
なんだか100円玉の上に50円玉が乗っかっているようなので、更に10円玉で押し込んでみようと試みるも、その10円も乗っかってしまう始末・・・。

2〜3分、叩いたり揺すったりしたものの、道行く通行人の視線が・・・・、
メンタル的にかなりやられてしまったので、敢え無く撤退・・・。

朝の教室で、その旨を生徒さんに説明し、
“もう自分は権利放棄したから、ただでコーヒー飲めるかもよ・・”

と話したところ、

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4人いた生徒さんの内のKくんとAさんが、自身の作業前に救出部隊を編成・・・、囚われの身の160円を救うことに・・・。

一旦は諦めて工房に帰還するも、工房にあるヘラと両面テープを持って、再突入っ!

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なんと、昨晩から既に囚われていたと思われる、トータル990円を無事保護っ!

何だか、厚紙が挟まっていたよう・・・。


と、どうでもよい話はこの辺にしておいて、袋モカの続きです。

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釘で固定したモカを掬い縫いで縫い付けていきます。

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両足とも縫い終わり・・・、

袋モカローファーK.jpg

ベルトを縫い付け、アッパーが完成しました。

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モカの掬い縫いは今回初めて行いましたが、思っていたほど難易度は高くないように思います。
今後は生徒さんの靴も、この方法はアリだな・・、と感じました。

袋モカローファーM.jpg

その後、5o厚の本底を取り付けヒドゥンチャネル・・・、

袋モカローファーN.jpg

出し抜いを掛けて・・・、

最後にヒールの積み上げを行ったところ、重大なことに気づく・・。

今回の積み上げは、3枚セットのモノを使用・・・。
この木型は、3枚積み上げ + 化粧ヒール が基本で、これまで何足も作ってきました。

数ミリの“アゴ落とし”を行い、接地面をお椀上に削って留める、という従来通りのルーティンで行ったところ・・・、

袋モカローファーO.jpg

あら〜、浮いちゃってますね〜。

最初は、おかしいな・・・、と思ったのですが、思い起こせば今回はモカシン・・・、つまり中足部からトウに掛けては、中底が無いのです。

つまり、これまでのつり込み式では中底の厚み分(約5o程)があったのですが、今回その5o分が前方で不足していた為、このような形となってしまった・・、というわけです。

袋モカローファーP.jpg

ということで、更にアゴを落として、隙間を無くして・・・、

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完成〜!

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因みに、下の写真は同じ木型で作った靴のシルエット。

袋モカローファーQ.jpg

右の2足はハンドソーンで仕上げたものですが、随分と違って見えます。

先芯が入っていないことと、ウエルトが無い分“コバ”のせり出しが抑えられているからですが、随分印象が異なります。

また、中底が無い分、かなり“靴の返り”はいいですね・・。

ローファーのように履き口が浅い靴で、体重が50〜60s台の人は、絶対こちらの作りの方が履きやすいと思います。

いわゆる“堅い靴”が苦手・・・、だけど長持ちはさせたい・・・、という方にはピッタリです。

行く行くはオーダーにも取り入れたいと思っております。
posted by tomo at 13:07| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年05月23日

ブラックラピド製法で袋モカのローファーを作成してみた〜その壱

先日からチャレンジしていた“袋モカ”・・・。

“逆吊りモカ”とも言われておりますが、なにやらこちらの文言の方がネット情報が多かったようなので、ここからは“袋モカ”で統一していこうかな、と・・・。

と、早速“つり込み”作業へ・・・。
袋モカローファー@.jpg

まずは、ザックリと8〜9箇所で仮止めし、全体のバランスをチェックします。

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見えにくいですが、底面に書かれたエッジの当たりを参考にしていきます。

で、それぞれの釘の間を更に細かくまとめていき・・・、
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サイドは楽ですが、トウ部のアールがキツイところは、ちと骨が折れますな・・。

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なんとか、全体をまとめて・・・、

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両足のつり込みが完了・・・。

今回は踵にも心材を入れたいので、ライナーも付けて、

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通常のつり込み靴同様、しっかり踵をホールドできるようにします。

踵の本つり込みが完了後一晩寝かし(芯材を固める為)、3oのミッドソールを糊で仮止めし、

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その後、一旦木型を抜いてマッケイ縫いを掛けます。
通常のつり込み靴のマッケイと異なり、靴の内部が丸見えですので、超楽ちん〜!

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つま先部分もノンストレスで縫えますよ〜っ!

マッケイ縫いが完了後、本体のモカラインを綺麗に切りそろえます。
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ははっ〜(笑)!この状態はなんだか笑えますな・・。

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でもって、予め縫い穴を開けておいたモカ部分の位置を調整し、7~8か所を釘で仮止めしながら・・・、

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掬い縫いへと・・・。

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この後、5oの本底を付け、更に出し縫いを掛けていき、いわゆる“ブラックラピド製法”で仕上げる予定です。

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マッケイ縫いが簡単で短時間で終わることを考えると、ローファー等はこちらの方が良いかも・・・。

次回、“その弐”で底+ヒール付け、更には履き心地等も含めご紹介していきたいと思います。
posted by tomo at 17:02| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年05月20日

女子だって手縫い靴を履きたいんですっ!

今回で5足目のOさん・・・。

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前作で手縫いのアンクルブーツ(アウトステッチ製法)を作成後、すっかり手縫いにハマってしまい、いよいよマッケイに挑戦です。

Oさんフルブローグ@.jpg

取り敢えず、こちらは仮履き・・。
ブローグ(親子穴やギザ抜き)も今回初めてなので、仮履きからしっかりと入れております。

そして、いよいよ本チャンへ・・・。

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漉き機で、アッパーを漉いて・・・、

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タンニン革を使っておりますが、ウイングチップのラインはヘリ返しをしております。
なかなか、手を掛けておりますね〜。

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いい感じに仕上がりました。
タンニンの革でもヘリ返しにすると、何となく“柔らかい”感じがして、磨きとはまた違った印象になります。

OさんフルブローグE.jpg

メダリオンも自分でデザインを考えたようです。

OさんフルブローグF.jpg

ベロの部分は、赤茶の革で“パイピング”を施し、ワンポイントのアクセントに・・・。

流石、5足目ともなると、初めての事にもどんどん果敢にチャレンジしていきますな。

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5oの床革で踵芯を作り・・、

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踵の本つり込み・・・・、


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更には先芯を入れて、トウの本つり込み・・・、

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ということで、吊り込み完了〜!
ここまでは、もう手馴れた感じですね・・。

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こちらは3o厚のベンズ革にマッケイ縫いを掛けているところ・・・。

先っぽになかなか手が届かず、やや苦戦を強いられておりますが・・・、

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最終的に本底、ヒールを取り付け・・・、

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完成〜!

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フルブローグでマッケイ製法の、メンズライクな靴となりました。

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またガシガシ履いてあげてくださいな。
posted by tomo at 12:40| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2018年05月14日

Aさん追っかけ記録A(ノルウィージャンブーツ編)〜今更ながら、実はこの人凄い人なんです・・・の巻

いつも寡黙に、そして粛々と作業をすすめるAさん・・・。
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ノルウィージャンウエルト製法・エンジニアブーツの続きです。
※因みに前回のその@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180315-1.html

前回は中底の加工まででしたが、

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いつの間にやらトウパフの仕上げ迄来て、つり込みをサクッと終えてしまいました。

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早っ!!

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モカの手縫いも、初めてとは思えぬクオリティ・・・。

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いよいよ掬い縫いですが、これまた今回初めてのチェーンステッチ仕様で・・・。

“掬い縫い”も“出し縫い”も、通常一本の糸の両端に針をそれぞれ付けて縫っていくのですが、チェーンステッチにすると、更にもう一本糸が必要になるので・・・・、

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もう、てんやわんや状態・・・。

いったい、どの糸を引っ張ればいいのか・・・、しょっちゅう見失うのです。


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しかし、そんな些細なことには一切怯むことの無い、和製“ジャック・バウアー”・・。
※なぜジャック・バウアーなのかは1年前のこちらの記事をご参照ください。
http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20170410-1.html

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お〜、お見事っ!!

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更に、休むことなくミッドソールとの出し縫いへと取り掛かります。

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お〜、早すぎて、手が・・・・。

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またもやお見事〜。

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ということで、完成っす!

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まさに職人技っ!

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それもその筈・・・、実はAさん、なっなんと先月放送された『和風総本家』にガッツリ出てましたよ。
しかも、2時間スペシャルのほぼメインで・・・。

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いや、これはAさんじゃないですよ。豆助ですから・・・。
つぶらな瞳が、似てなくもないですが・・。

ニューヨークで活躍する、世界的タップダンサーが使っているタップシューズは、実はこの人が作っているそうです。
posted by tomo at 10:54| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年05月11日

一足目のストラップシューズが完成〜!

先日、モカシンの型紙講座で、いわゆる単純な“インディアンモカシン”ではなく、“袋モカ”(もしくは“逆吊りモカ”)をやってみたい、という生徒さんがいらしたのですが、正直私も実際にやったことが無かったのでやってみることに・・・。

袋モカ試作@.jpg

靴づくりを始めるにあたり、学校やいくつかの教室へ通いましたが、これに関してはどこも教えてくれなかったので、色々と調べて、やっとここまで・・・。

デザインに拘りが無ければ、インディアンモカシンで十分ですし、ローファーやスリッポン、デッキシューズ等つり込み式でも同じようなスタイルで作成可能なので、敢えてこの方法でやらなくてもいいのですが(実際市場に出回っているものも少ない様に思われます。)、やはり中底が無い分“返り”が良い靴であることは確かなので、一度しっかりと作ってみようかな、と・・・。

袋モカ試作A.jpg

あと、作れない靴がある、というのも悔しいですから・・・。



と、普段の底縫いとは違う“掬い縫い”をしたせいか・・・、
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“ポッキっ!”と・・・。

やって待った.jpg

・・・・・。

今年のNHKは、“ふぎょぎょっ!”と、この“やってまったっ!”で流行語大賞を狙っているに違いない、と思う今日この頃・・・。



さてこちらは、昨年秋から初めて靴作りにチャレンジしているAさん・・。

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まずは仮履き作りで、肩を温めつつ・・、

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いよいよ本番へと突入。

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初めての吊り込みでやや苦戦するも・・。

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変な皺も出ず、綺麗にしあがりました。
ミシンステッチも、丁寧ですね。

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ビルケンの底材を削り廻し・・・、

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木型を抜いて・・・、

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完成〜!

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可愛らしい、ストラップシューズに仕上がりました。

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さあ、Aさん、次はどんな靴にチャレンジするのかな・・。

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posted by tomo at 14:02| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2018年05月08日

新木型2足目はモンクでA

前回はアッパーの組み立て迄でしたが・・・、

諸々すっ飛ばして、いきなり“出し縫い”です。

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今回は通常使っているフトン針の替わりに、先日入手した“イノシシの毛”を使ってみることに・・・。

前作迄は4oピッチと少し粗目で進めておりましたが、今回は持っている車ゴテのピッチ13(1インチで13目なので間隔としては2o位でしょうか・・・)で縫うので、フトン針では厳しいかな・・・と。

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また、久しぶりに“ヒドゥンチャネル”もやってみようかと・・・。

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やはり、こういう繊細な作業は間を開けると腕が落ちますからね・・・・、毎回とは言わないまでも定期的にやっておかないと・・・。

ただ・・・、やはり細かいピッチは、

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長いっ! そして、疲れるっ!

でも、楽しいっす!!

因みに、黄茶のウエルトなのになぜ糸が黒いかというと、単純に他の色が切れてしまい今黒しかなかったので・・・。次、浅草で買ってこないと・・。

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ということで、ウエルトも濃茶に塗り替えました。

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ヒールも取り付け、いよいよ染色へ・・・。

まずは、ベースとなる“黄茶”を使います。

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主にはクロスを使って色を入れていきますが、レベルソ仕立てのところなどは指では色が入らないので、一部筆や刷毛を使ってます。

今回もいわゆる“ムラ感”を出したいので、

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ザックリとこんな感じで・・・。

その後、赤系の染料を加えて・・・、

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スフマート、スフマート・・・・。

更に、トウとウエルト廻りには黒を加え、これまで以上にコントラストをしっかり出すよう心掛けてみました。

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以前と比べ、スピードもかなり上がってきました。
最初の頃は3〜4日位掛け、色味を見ながら時間をおいて色を重ねていましたが、何となく要領が分かってきたせいか、今回は一発で一気に・・・。

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右の試作の時は、最後の黒をビビりながら入れていた為、余りメリハリが出ておりませんでしたが、まずまずかな・・・・。

イメージとしては以前訪れたことのある、ロシア・サンクトペテルブルグにあるエカテリーナ宮殿・『琥珀の間』。

琥珀の間.jpg

どうかな・・・。琥珀っぽいかな・・・・。

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ということで、完成〜!

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これで暫く履いてみて、木型のデザインを再度決めていきたいと思います。

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posted by tomo at 17:31| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年04月20日

Kくん型紙づくりD〜その壱(モカシンから逆吊りモカ編)

久々ご登場のKくん・・・。

Kくん型紙(モカシン編)@.jpg

靴専科・応用コースTの“モカシン”作りに入っております。

Kくん型紙(モカシン編)A.jpg

前作ローファー編にて習得したモカラインの取り方を生かし、同じ要領でマスターゲージを作成した後、更にモカシンとしての型紙作りとなるのですが、このようにこれまでとは異質の作り方となります。

Kくん型紙(モカシン編)B.jpg

モカシンの大きな特徴は、BP付近の中底が無く、その代わり底面も含めアッパーとして作成していくことです。
これまでの靴は、まず底面全体の中底があり、その中底にアッパーやライナーを“吊り込む”ことで靴の形となります。
具体的には木型にまず中底を釘で固定し、木型の上からアッパーを“被せる”ようにして吊り込み、底面にて糊や釘で固定し形にしていきます。

それに対してモカシンは、中足部〜踵のみの中底があり、その中底を釘で木型に固定します。
その後作成したアッパーの革の上に木型を乗せ、風呂敷で“包む”ような要領で甲部分の革と縫っていく、という形になります。・・・・・・・分かるかな・・・・。

Kくん型紙(モカシン編)C.jpg

特徴としては、基本的に芯材が入らないので(踵芯のみ入れる場合もありますが・・)着脱がしやすく気軽に履ける靴といった感じでしょうか・・。

また、BP付近(歩行時に足が屈曲する部分。親指と小指の付け根を結んだ線上のライン)に中底が無いため、靴の“返り”がとても良く、歩きやすい靴ともいえます。

逆に、芯材が無いことにより足(特に踵部)のホールドがしっかりと効かない為、長距離・長時間の歩行には向かず、また型崩れしやすい、といったデメリットもあります。

なので、ちょっとしたお散歩や、ちょっと近所へお買い物・・・といった時なんかには重宝する靴の類かと思われます。

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ということで、Kくんも最初はセオリー通りに作成・・・。
ご覧の通り、見た目的には一般的にやはり女性用としての靴が多い様に思われます。
また、製作時の手数が少ない(芯材を入れず、またつり込み作業等がない)ので、短期間で一足作りたいといった方にはお薦めの靴ともいえます。


ただ、このデザインの靴を履くにはやや抵抗があり、手数の少なさに物足りなさを感じているKくん・・・・。

単なるモカシンではなく、もう少し手を加えた“逆づりモカ”で作成することになりました。

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“逆づり”とはご覧の通り、通常は底面へと革を引っ張って“吊り込む”のですが、その逆、甲部に向かって吊り込みを行う手法です。

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皺が大きすぎる為、更に細かく“逆づり”・・・。

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いい感じに仕上がってきました。

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因みに底面はこんな感じに・・・。

もう少し時間が掛かりそうなので、また完成時にご登場いただきましょう。
posted by tomo at 13:25| Comment(0) | 靴専科・型紙づくり

2018年04月13日

新木型2足目はモンクで@

今日工房に着いたら、目の前の側溝に・・・・、

謎の靴@.jpg

・・・靴??

かなりヒール高めの靴が、片足のみポツンと・・・。

謎の靴A.jpg

まだ比較的新しいようです。

・・・・なぜ??




何となく想像できるのは・・・、

その@・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足で、靴が脱げたことにも気づかずにご帰宅・・。

・・・・でも、翌朝靴が片足無いことに気づいて、朝通勤時に回収しないかな・・・。

そのA・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足で帰宅時、10p以上ヒールがあるので、歩きづらく、しかも痛い・・。頭にきて、“も〜っなにっ!この靴〜!”と蹴るように脱ぎ捨てる・・。

・・・・でも、もしそうなら両足やるだろうな・・・・。

そのB・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足になりながらも、無事ご帰宅。しかし、泥酔し深夜遅くに帰ってきたご主人に晩御飯を忘れられ、頭にきた愛犬が、仕返しに持ち出して放置・・・。

・・・・でも犬の噛み跡もないし、そもそもリード無しで自由に外に出られる犬はいないだろうな・・。

そのC・・目の前が靴工房であることを承知の上、店主がこの靴をどのように扱うか監視している・・・。

・・・・これは無いな・・。

謎の靴B.jpg

いずれにしても、元の位置だと雨で濡れてしまいますので、工房の出入り口、軒下に置いてありますので、お心当たりの方はどうぞお持ち帰りください。




さて、新木型での2足目、以前仮靴を作った変則モンクストラップの続きです。
その時の記事はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180403-1.html

型紙が、外羽根と他の靴との複合技だということは前回ご紹介しましたが、組み立て方も特殊です。

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“レベルソ仕立て”という、特殊な縫製なのでまずはこんな感じで外側の羽根のみを縫い付け・・・、

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その後、内側パーツを踵部で縫い割り・・・、

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この状態で、組み立てたライナーを“閂”以外、アッパーと縫い合わせます。

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でもって、外の羽根より前のレベルソ部分を縫い、最後に外羽根の“閂”を縫い付けて完成・・・と。

何百と靴の型紙を作ってきましたが、靴の作りって色んなパターンがあるな〜、と思う今日この頃・・・。
posted by tomo at 19:18| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年04月07日

鏡面磨き

今週は、新しい生徒さんの木型補正や型紙作り等で、進行中のモンクストラップがなかなか進められず・・・。

教室中、ちょっと手が空いた時の手持ち無沙汰で、前回試験的に染めた仮靴を磨いてみようかな、と・・・。

鏡面磨き@.jpg

普段はあまり“鏡面磨き”はやらないのですが、今、靴磨きがちょっとしたブームみたいなので・・・。

上の写真は、2~3回に分けて手染めをした後、色止め液を塗ったところ・・・。

今回の“レザーフィックス”は光沢アリなので、ちょっとてかってます。

鏡面磨きD.jpg

こちらは、トウ部分・・・・。

鏡面磨きA.jpg

ワックスと水、クロス(布)を使って、くるくる・・・くるくる・・・・。

鏡面磨きB.jpg

ワックスを塗っては、水を数滴たらして、

くるくる・・・クルクル・・・くるくるくる・・・・・・と。

鏡面磨きC.jpg

でもって、ピッカピカ〜!

写真をクリックして拡大すると、隣のマンションや電線が映ってるのが分かると思います。

ここまで光らせると、ちょっとイヤらしい感じがして、これまで鏡面磨きはあまりやってきませんでしたが、この靴は光らせてみようかな・・・・、と思う今日この頃・・・。


posted by tomo at 18:03| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年04月05日

1足目は・・・『半分、お願いします。』

こちら、初めての靴作りでいよいよ“つり込み作業”へと突入したAさん・・・。

ATさんストラップシューズC.jpg

仮履き(フィッティング)で片足分を一度やっている作業とはいえ、やはり初足ですので最初はドキドキです。

私もそうでした・・・。

ということで、靴作りは初めて・・・、という方には、

“両足とも自分でやりますか?それとも片足はこちらでやってみせますか?”

と、確認しております。

すると、6〜7割くらいの方は、

“では、半分、お願いします。

となります。・・・・・・・・・、スミマセン、また朝ドラタイトルネタです。本家同様2話分引っ張ってしまいました。
※??という方は前話をご参照ください。

ATさんストラップシューズD.jpg

手前の方は私が吊り込んだ靴・・・。それを見ながら進めております。



こちらも同じく1足目のNさん。

NTさんホワイトシューズC.jpg

Nさんもまた、『半分、お願いします。』コールを要請・・・。


ATさんストラップシューズE.jpg

どちらも、上手に出来ましたね。

NTさんホワイトシューズE.jpg

お二人とも、次からは底付け作業へ・・・。GW前後には完成かな・・・。  
posted by tomo at 20:04| Comment(0) | 工房及び教室のこと