2018年11月05日

2アイレット内羽根バージョンが完成〜!

ゆっくりとですが、少しずつ進んでいる新たなパターンオーダーですが・・・、

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カジュアルな靴の展開として、まずは先日、“2アイレット”の外羽根バージョンをメンズのオブリークで仕上げましたが、

2アイレット内羽根@.gif

今回はレディースのオブリークで内羽根バージョンを・・・。

2アイレット内羽根A.gif

今回はオイル仕上げの“ライトブラウン”で、やはり前作同様、底付けは“ステッチダウン”です。

2アイレット内羽根B.gif

ステッチは、ミシン糸及び手縫い糸いずれもピンクにしてみましたが、いかがでしょうか?


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ベージュにピンクって最初はどうかと思いましたが、私的にはレディースは勿論、メンズでも“あり”かな、と・・・。

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2アイレットだと、その日の気分で、こんな感じで紐を結んでみても面白いと思います。

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当初は、メンズ・レディース共に木型はオブリークのみで進めようと考えていたのですが、教室で色々な方に感想を聞いてみると、

“オブリークって好き嫌いがはっきり分かれるので、細身の木型でも選べるといいのに・・・。”

といったお声がチラホラと聞かれたので、もうひとパターン用意してみようかと・・・。

つまり・・・、
⇒デザインは男女問わず“2アイレット”の外羽根、内羽根の2種類から選択
⇒木型はノーマルパターンとオブリークの2種類から選択
⇒革はオイル絞りの6種類(黒・ダークブラウン・ブラウン・ライトブラウン・ネイビー・ワインレッド)から選択

といった感じでしょうか・・・。

30_3.jpg

ということで、今度はノーマル(細身)の木型で更に外・内羽根のサンプルを作らなければいけなくなったので、本格始動はまだもう少し後になりそうです・・・。

半年程前に完成した、フォーマルライン用の木型でも進めなければならず、色々と立て込んでいる今日この頃・・・。
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2018年08月29日

カジュアルラインは2アイレットで・・・。

色々と検討中のパターンオーダーですが、先日上がってきた新木型が“フォーマル”用のラインとするなら、それとは別に、“カジュアルライン”もあった方がいいかな・・・、

カジュアルラインA@.jpg

ということで、取り敢えず一足考えてみました。

2アイレットの外羽根で、

カジュアルラインAA.jpg

底付けは“ステッチダウン製法”です。

尚、木型はメンズ・レディース共に“オブリーク”の予定・・・。

カジュアルラインAB.jpg

使用する革は、

ディナオイル絞り6色.jpg

“鞄づくり”のブログで先日ご紹介した、“ディナオイル絞り”の6色・・。

もう一足、内羽根のデザインで検討しており同じく2アイレット仕様で・・・・。

どちらのデザインもいわゆる“ジェンダーレス”なイメージで、敢えて“メンズ”OR“レディース”とは区別せず、男女問わずお好きなデザインで選択でき、素材も6色の革からお選び頂けるようにしたいと考えております。


新しくパターンオーダーを始める予定です。
カジュアルラインでは、2アイレットシリーズで何足か考えていて、そのうちの1足が完成。
デザインでメンズor レディースは敢えて決めず、その人の好みで選んで貰えるようジェンダーレスな雰囲気で作ってみました。
今回はメンズの木型で作ってみましたが、次はレディースの木型でやはり違うデザインの2アイレットを作成予定です。
#靴#靴作り #靴づくり#靴教室 #靴工房 #手作り靴 #オーダー靴 #ビスポーク #アウトステッチ #ステッチダウン #手縫い靴 #習い事 #池袋#2アイレット #ジェンダーレス


因みに、今更ですがインスタ&フェイスブック始めました。


上の写真をクリックしていただけると、インスタのアカウントへ移動しますので、ご興味のある方はどうぞ・・・。
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2018年07月31日

再度見直した新木型

本年年明けに新しい木型を作成し始め、その木型を使って2足の靴を作成・・・、この2ヶ月程、自身の足でしっかりと検証してまいりました。

履き心地については従来の木型以上に良く、このまま進めようかとも思っておりましたが・・・、

新木型2018U@.jpg


やはり細かなラインがどうしても気になり、改めて手を加えることに・・・。

新木型2018UA.jpg


右が新木型ですが、左側のソリットが改めて手を入れたもの・・・。
少し気になっていたノーズの長さを、3o程落としてみました。


新木型2018UB.jpg

後はやはりこれも気になっていたコーン部分のメリハリをもう少し付けてみようかと・・・。

新木型2018UC.jpg

更に、これは少し試験的なところもあるのですが、底面にも一工夫を・・・。
上手く実現できるかはどうか未知数ですが、思い切って反映させてみました。

新木型2018UD.jpg


で、こちらが上がってきたプラ型。

新木型2018UE.jpg

まずは一足作ってみて、また改めて検証したいと思います。
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2018年06月12日

ブラックラピド製法で袋モカのローファーを作成してみた〜その弐

先日、近くの自販機で缶コーヒーを買おうと100円を入れたところ・・・・、
ん?・・何だかおかしい・・・。途中で引っ掛かっているような・・。

140円のコーヒーなので更に50円を入れてみたところ・・、
あれ?・・、やっぱ入らないっ!

投入口をドンっと叩いてみても、何も変わらず・・・。

次にもう10円・・・、
なんだか100円玉の上に50円玉が乗っかっているようなので、更に10円玉で押し込んでみようと試みるも、その10円も乗っかってしまう始末・・・。

2〜3分、叩いたり揺すったりしたものの、道行く通行人の視線が・・・・、
メンタル的にかなりやられてしまったので、敢え無く撤退・・・。

朝の教室で、その旨を生徒さんに説明し、
“もう自分は権利放棄したから、ただでコーヒー飲めるかもよ・・”

と話したところ、

袋モカローファーR.jpg

4人いた生徒さんの内のKくんとAさんが、自身の作業前に救出部隊を編成・・・、囚われの身の160円を救うことに・・・。

一旦は諦めて工房に帰還するも、工房にあるヘラと両面テープを持って、再突入っ!

袋モカローファーS.jpg

なんと、昨晩から既に囚われていたと思われる、トータル990円を無事保護っ!

何だか、厚紙が挟まっていたよう・・・。


と、どうでもよい話はこの辺にしておいて、袋モカの続きです。

袋モカローファーI.jpg

釘で固定したモカを掬い縫いで縫い付けていきます。

袋モカローファーJ.jpg

両足とも縫い終わり・・・、

袋モカローファーK.jpg

ベルトを縫い付け、アッパーが完成しました。

袋モカローファーL.jpg

モカの掬い縫いは今回初めて行いましたが、思っていたほど難易度は高くないように思います。
今後は生徒さんの靴も、この方法はアリだな・・、と感じました。

袋モカローファーM.jpg

その後、5o厚の本底を取り付けヒドゥンチャネル・・・、

袋モカローファーN.jpg

出し抜いを掛けて・・・、

最後にヒールの積み上げを行ったところ、重大なことに気づく・・。

今回の積み上げは、3枚セットのモノを使用・・・。
この木型は、3枚積み上げ + 化粧ヒール が基本で、これまで何足も作ってきました。

数ミリの“アゴ落とし”を行い、接地面をお椀上に削って留める、という従来通りのルーティンで行ったところ・・・、

袋モカローファーO.jpg

あら〜、浮いちゃってますね〜。

最初は、おかしいな・・・、と思ったのですが、思い起こせば今回はモカシン・・・、つまり中足部からトウに掛けては、中底が無いのです。

つまり、これまでのつり込み式では中底の厚み分(約5o程)があったのですが、今回その5o分が前方で不足していた為、このような形となってしまった・・、というわけです。

袋モカローファーP.jpg

ということで、更にアゴを落として、隙間を無くして・・・、

28_1.jpg

完成〜!

28_2.jpg

28_3.jpg

因みに、下の写真は同じ木型で作った靴のシルエット。

袋モカローファーQ.jpg

右の2足はハンドソーンで仕上げたものですが、随分と違って見えます。

先芯が入っていないことと、ウエルトが無い分“コバ”のせり出しが抑えられているからですが、随分印象が異なります。

また、中底が無い分、かなり“靴の返り”はいいですね・・。

ローファーのように履き口が浅い靴で、体重が50〜60s台の人は、絶対こちらの作りの方が履きやすいと思います。

いわゆる“堅い靴”が苦手・・・、だけど長持ちはさせたい・・・、という方にはピッタリです。

行く行くはオーダーにも取り入れたいと思っております。
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2018年05月23日

ブラックラピド製法で袋モカのローファーを作成してみた〜その壱

先日からチャレンジしていた“袋モカ”・・・。

“逆吊りモカ”とも言われておりますが、なにやらこちらの文言の方がネット情報が多かったようなので、ここからは“袋モカ”で統一していこうかな、と・・・。

と、早速“つり込み”作業へ・・・。
袋モカローファー@.jpg

まずは、ザックリと8〜9箇所で仮止めし、全体のバランスをチェックします。

袋モカローファーA.jpg

見えにくいですが、底面に書かれたエッジの当たりを参考にしていきます。

で、それぞれの釘の間を更に細かくまとめていき・・・、
袋モカローファーB.jpg

サイドは楽ですが、トウ部のアールがキツイところは、ちと骨が折れますな・・。

袋モカローファーC.jpg

なんとか、全体をまとめて・・・、

袋モカローファーD.jpg

両足のつり込みが完了・・・。

今回は踵にも心材を入れたいので、ライナーも付けて、

袋モカローファーE.jpg

通常のつり込み靴同様、しっかり踵をホールドできるようにします。

踵の本つり込みが完了後一晩寝かし(芯材を固める為)、3oのミッドソールを糊で仮止めし、

袋モカローファーF.jpg

その後、一旦木型を抜いてマッケイ縫いを掛けます。
通常のつり込み靴のマッケイと異なり、靴の内部が丸見えですので、超楽ちん〜!

袋モカローファーG.jpg

つま先部分もノンストレスで縫えますよ〜っ!

マッケイ縫いが完了後、本体のモカラインを綺麗に切りそろえます。
袋モカローファーH.jpg

ははっ〜(笑)!この状態はなんだか笑えますな・・。

袋モカローファーJ.jpg

でもって、予め縫い穴を開けておいたモカ部分の位置を調整し、7~8か所を釘で仮止めしながら・・・、

袋モカローファーI.jpg

掬い縫いへと・・・。

袋モカローファーK.jpg

この後、5oの本底を付け、更に出し縫いを掛けていき、いわゆる“ブラックラピド製法”で仕上げる予定です。

袋モカローファーL.jpg

マッケイ縫いが簡単で短時間で終わることを考えると、ローファー等はこちらの方が良いかも・・・。

次回、“その弐”で底+ヒール付け、更には履き心地等も含めご紹介していきたいと思います。
posted by tomo at 17:02| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年05月08日

新木型2足目はモンクでA

前回はアッパーの組み立て迄でしたが・・・、

諸々すっ飛ばして、いきなり“出し縫い”です。

SWM-1モンクストラップN.jpg

今回は通常使っているフトン針の替わりに、先日入手した“イノシシの毛”を使ってみることに・・・。

前作迄は4oピッチと少し粗目で進めておりましたが、今回は持っている車ゴテのピッチ13(1インチで13目なので間隔としては2o位でしょうか・・・)で縫うので、フトン針では厳しいかな・・・と。

SWM-1モンクストラップO.jpg

また、久しぶりに“ヒドゥンチャネル”もやってみようかと・・・。

SWM-1モンクストラップP.jpg

やはり、こういう繊細な作業は間を開けると腕が落ちますからね・・・・、毎回とは言わないまでも定期的にやっておかないと・・・。

ただ・・・、やはり細かいピッチは、

SWM-1モンクストラップQ.jpg

長いっ! そして、疲れるっ!

でも、楽しいっす!!

因みに、黄茶のウエルトなのになぜ糸が黒いかというと、単純に他の色が切れてしまい今黒しかなかったので・・・。次、浅草で買ってこないと・・。

SWM-1モンクストラップR.jpg

ということで、ウエルトも濃茶に塗り替えました。

SWM-1モンクストラップS.jpg

ヒールも取り付け、いよいよ染色へ・・・。

まずは、ベースとなる“黄茶”を使います。

SWM-1モンクストラップ21.jpg

主にはクロスを使って色を入れていきますが、レベルソ仕立てのところなどは指では色が入らないので、一部筆や刷毛を使ってます。

今回もいわゆる“ムラ感”を出したいので、

SWM-1モンクストラップ22.jpg

ザックリとこんな感じで・・・。

その後、赤系の染料を加えて・・・、

SWM-1モンクストラップ23.jpg

スフマート、スフマート・・・・。

更に、トウとウエルト廻りには黒を加え、これまで以上にコントラストをしっかり出すよう心掛けてみました。

SWM-1モンクストラップ24.jpg

以前と比べ、スピードもかなり上がってきました。
最初の頃は3〜4日位掛け、色味を見ながら時間をおいて色を重ねていましたが、何となく要領が分かってきたせいか、今回は一発で一気に・・・。

SWM-1モンクストラップ25.jpg

右の試作の時は、最後の黒をビビりながら入れていた為、余りメリハリが出ておりませんでしたが、まずまずかな・・・・。

イメージとしては以前訪れたことのある、ロシア・サンクトペテルブルグにあるエカテリーナ宮殿・『琥珀の間』。

琥珀の間.jpg

どうかな・・・。琥珀っぽいかな・・・・。

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ということで、完成〜!

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これで暫く履いてみて、木型のデザインを再度決めていきたいと思います。

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2018年04月13日

新木型2足目はモンクで@

今日工房に着いたら、目の前の側溝に・・・・、

謎の靴@.jpg

・・・靴??

かなりヒール高めの靴が、片足のみポツンと・・・。

謎の靴A.jpg

まだ比較的新しいようです。

・・・・なぜ??




何となく想像できるのは・・・、

その@・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足で、靴が脱げたことにも気づかずにご帰宅・・。

・・・・でも、翌朝靴が片足無いことに気づいて、朝通勤時に回収しないかな・・・。

そのA・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足で帰宅時、10p以上ヒールがあるので、歩きづらく、しかも痛い・・。頭にきて、“も〜っなにっ!この靴〜!”と蹴るように脱ぎ捨てる・・。

・・・・でも、もしそうなら両足やるだろうな・・・・。

そのB・・昨夜、しこたまお酒をお召し上がりになり、相当泥酔状態に・・・。千鳥足になりながらも、無事ご帰宅。しかし、泥酔し深夜遅くに帰ってきたご主人に晩御飯を忘れられ、頭にきた愛犬が、仕返しに持ち出して放置・・・。

・・・・でも犬の噛み跡もないし、そもそもリード無しで自由に外に出られる犬はいないだろうな・・。

そのC・・目の前が靴工房であることを承知の上、店主がこの靴をどのように扱うか監視している・・・。

・・・・これは無いな・・。

謎の靴B.jpg

いずれにしても、元の位置だと雨で濡れてしまいますので、工房の出入り口、軒下に置いてありますので、お心当たりの方はどうぞお持ち帰りください。




さて、新木型での2足目、以前仮靴を作った変則モンクストラップの続きです。
その時の記事はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180403-1.html

型紙が、外羽根と他の靴との複合技だということは前回ご紹介しましたが、組み立て方も特殊です。

SWMモンクストラップJ.jpg

“レベルソ仕立て”という、特殊な縫製なのでまずはこんな感じで外側の羽根のみを縫い付け・・・、

SWMモンクストラップK.jpg

その後、内側パーツを踵部で縫い割り・・・、

SWM-モンクストラップL.jpg

この状態で、組み立てたライナーを“閂”以外、アッパーと縫い合わせます。

SWM-モンクストラップM.jpg

でもって、外の羽根より前のレベルソ部分を縫い、最後に外羽根の“閂”を縫い付けて完成・・・と。

何百と靴の型紙を作ってきましたが、靴の作りって色んなパターンがあるな〜、と思う今日この頃・・・。
posted by tomo at 19:18| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年04月07日

鏡面磨き

今週は、新しい生徒さんの木型補正や型紙作り等で、進行中のモンクストラップがなかなか進められず・・・。

教室中、ちょっと手が空いた時の手持ち無沙汰で、前回試験的に染めた仮靴を磨いてみようかな、と・・・。

鏡面磨き@.jpg

普段はあまり“鏡面磨き”はやらないのですが、今、靴磨きがちょっとしたブームみたいなので・・・。

上の写真は、2~3回に分けて手染めをした後、色止め液を塗ったところ・・・。

今回の“レザーフィックス”は光沢アリなので、ちょっとてかってます。

鏡面磨きD.jpg

こちらは、トウ部分・・・・。

鏡面磨きA.jpg

ワックスと水、クロス(布)を使って、くるくる・・・くるくる・・・・。

鏡面磨きB.jpg

ワックスを塗っては、水を数滴たらして、

くるくる・・・クルクル・・・くるくるくる・・・・・・と。

鏡面磨きC.jpg

でもって、ピッカピカ〜!

写真をクリックして拡大すると、隣のマンションや電線が映ってるのが分かると思います。

ここまで光らせると、ちょっとイヤらしい感じがして、これまで鏡面磨きはあまりやってきませんでしたが、この靴は光らせてみようかな・・・・、と思う今日この頃・・・。


posted by tomo at 18:03| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年04月03日

『半分、外羽根。』

昨日から新たにスタートしたNHKの朝の連ドラ、『半分、青い。』

半分、青い。.jpg

本日含めてまだ2話分しか見ていないので何とも言えませんが、コミカルな感じが『あまちゃん』や『ひよっこ』に通じているようで、何だかこれから半年通して観ていきそうな予感・・・。

ヒロインがCGで作られた“胎児”の状態で登場し、しかも2話分引っ張るあたりなかなか斬新です。


さて話は変わりますが、先日“新木型”で作成したフルブローグ・・・。

SWM-1モンクストラップI.jpg

履き始めて2週間程経ちますが、極めて良好です。

これまでより甲部を薄くしたことで、BP辺りでの抑えがきつくない程度によりしっかりと抑えられている感じがして、これまで以上に履き心地の良さを実感できております。

ただ、念には念を入れて、ということで自分用にもう一足作ることにしていたのですが、次はモンクストラップで試してみることに・・・。

で、こちらがその展開図・・・。

SWM-1モンクストラップ@.jpg

少しわかりづらいですが、上の展開図、チョット変です。

通常は、赤の部分と青の部分の角がピタッと合って繋がっているのですが、かなりズレております。

オーダーや教室の生徒さんの靴の型紙は、どうしてもオーソドックスなパターンが多い中、たまには応用を利かした変則的なものが作ってみたくなる、という“モヤモヤ感”を払しょくするため、今回は色々とチャレンジを・・。


SWM-1モンクストラップA.jpg

こちらが、アッパーの型紙・・・。

何が変則的か、と問われると説明するのは難しいのですが・・・、

ザックリ言うと、センター(真上から見た靴の中心線)から外側部分は外羽根の展開方法で進めているのですが、反対の内側部分はホールカットと内羽根の併せ技的な展開方法といいますか・・・。

こちらは、ライナーの型紙ですが・・・、

SWM-1モンクストラップB.jpg

これもやはり半分(外)は外羽根で、半分(内)は内羽根の展開方法で・・・。

もうお分かりですね・・・。ブログのタイトルは冒頭の朝ドラトピックから強引に引っ張ってみました。

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勿論、初めてのパターンなので、型紙が正しいかどうかを確認するため“仮”ということでまずは片足のみを・・・。


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こちらも、縫製の新しいテクニックを取り入れております。

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“レべルソ”という縫製技術・・・。
ラテン語で“反転させる”という意味らしいのですが、簡単に説明すると“縫い割り”と“ヘリ返し”の併せ技のようなもので、ミシンで縫われてはいるのですが“縫い目が見えない”という装飾方法のひとつです。

SWM-1モンクストラップF.jpg

あら〜、センターが思いっきりズレてる〜っ!

変則的な展開を色んな所でしているので、最後にいわゆる“辻褄合わせ”的なことをしなければならないのですが、一か所忘れてしまった為こんなになっちゃいました・・・。

ふ〜、やっぱり仮で作ってみないと・・、こういうことがあるから怖いですね・・。

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ということで、問題点が浮かび上がってきましたので(今回は後ろのセンターを合わせる為の辻褄合わせと、ストラップの長さ調整、外側の羽根の高さの微調整)、型紙を改めて作成し直して本番へて入っていきたいと思います。

仮作成も本番同様、ヌメで作成したので、“手染め”も試験的に・・・。

SWM-1モンクストラップH.jpg

今度は、黄茶系 + 赤系のスフマート染色でやってみようかな・・・、と思う今日この頃・・。
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2018年03月23日

新木型でフルブローグB

新しい木型での一足目が完成しました。

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分かり切っていたことではありますが、やはり素の木型の状態と靴として形になった時では大分印象が変わってきますね・・・。

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個人的には嫌いでは無いので、自身の靴として履く分にはこれで十分のようにも思いますが・・、

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末永く履くこと、また万人受けとまでは言いませんが、なるべく多くの方に“美しい”と思ってもらえる形としては・・・・、

ということで、いくつか改善点が見えてきました。

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こちらが、木型のみの状態。※私はかなり甲高なので、ロウで肉付けをしておりますが・・・。

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トウシェイプをスッキリさせるため、オリジナルの木型から3o程先を伸ばしましたが、やはり基に戻そうと思います。
というか、少し削ってもいいですかね・・・。

あと、甲部とBPライン付近のメリハリももう少し付けてみたい気がします。

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取り敢えず、この木型でもう一足別のデザインで作成してみて、改善点を見極めていきたいと思います。
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2018年03月17日

新木型でフルブローグA

前回は、つり込み終了まででしたが・・・、

SWM-1フルブローグG.jpg

掬い縫いの時は写真を撮り忘れてしまい・・・、

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いきなり出し縫いです。

今回もカジュアルな感じなので、ピッチは4oと粗目で進めることに・・・。

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銀ペンで、トウシェイプに合わせたラインを引き、デバイダーで4o間隔で当たりを付けておきます。

SWM-1フルブローグJ.jpg

これまでずっと5本撚りの麻糸にチャンを付けた糸を出し縫いの糸として使っておりましたが、前回のサイドエラスティックから化繊の糸を試験的に使っております。

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チャンを付けていないので強度的にどれ位の耐久性があるかどうかを見極める為です。

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1〜2年越しで答えが出てくると思いますが、問題なければオーダーでも応用していきたいと思っております。

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4oピッチですと、片足2時間強位ですかね・・・。

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両足、全周縫い付けて、おおよその全体像が見えてまいりました。

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この段階で、木型のラインについて思うところは色々とありますが、取り敢えずは完成を目指します。

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2018年03月09日

新木型でフルブローグ@

ひと月近く削っては盛り・・、削っては盛り・・を繰り返していた木型が先日ようやく完成しました。

ということで、全体像の見た目、及びサイズ感をチェックする為に自分用に一足作ってみることに・・。

SWM-1フルグローブ@.jpg

問題が無ければ、今後展開を予定している“セミオーダー”用のサンプルとしても使えるよう、革はタンニンのキップ(スムース)のキャメルを使用してみました。

SWM-1フルブローグA.jpg

デザインは外羽根・フルブローグで、トウのメダリオンも入れてみることに・・。

SWM-1フルブローグB.jpg

ミシンにて縫製・・・。

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小穴に針が落ちないよう、慎重に運針・・・。

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仮つり込みを終え・・・、

取り敢えず、ここまでは理想通りのシルエットかな・・。

今回の木型考察の目的のひとつは、コーン部分(紐穴が空いている羽根の部分)とボールポイント(親指と小指の付け根部分)とのメリハリをはっきりとさせること・・・。

従来の古いタイプの木型は、このメリハリが余りはっきりとは出ていないような気がしており、ずっと気になっておりました。

そのためコーン部は多少高さを出し、BP部分をかなり削っております。

勿論、単に肉付けしたり削ってしまうだけではサイズ的に支障が出てきてしまいますので、数値的には基本数値を維持しながら、見た目的にメリハリを出すということを心掛けました。


SWM-1フルブローグE.jpg

真横から見ていただくと、何となくお分かりいただけるかと思います。

SWM-1フルブローグF.jpg

この後は、先芯を入れ、本つり込み後のトウシェイプの仕上がり具合が気になるところですが、また改めてご紹介したいと思います。
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2018年02月23日

今回は“tan”で染めてみた。

先週出し縫いまでを終えたエラスティック・・・。

サイドエラスティックF.jpg

3枚積み上げのヒールを成型し・・・、

サイドエラスティックG.jpg

ヒール付け作業・・・。

サイドエラスティックH.jpg

19oの釘でしっかりと固定します。

サイドエラスティックI.jpg

ヒール周り・コバ周りを整え・・・、

サイドエラスティックJ.jpg

いよいよ手染めです。
これまでは水溶性の染料を使ってきましたが、今回はアルコール系の染料を使い色々と比較してみたいな・・、ということもありレザーダイの“tan”をチョイス・・。

サイドエラスティックK.jpg

靴の下にある革が試し塗りをしてみたもの・・。

サイドエラスティックL.jpg

因みにウエルトのヘリを落としたところに、赤を入れてみました。
よ〜く見ないと分からない位の細い線ですが、“tan”との相性がどうなるか・・・。

サイドエラスティックM.jpg

前回の靴、及びラウンドファスナー(財布)の時は刷毛で色を入れましたが、今回も同様の手順で進めてみました。

サイドエラスティックN.jpg

財布のように刷毛ムラを出したいと思っていたのですが、やはり既に立体的な形になったものに入れていくのでイマイチ思い通りには出てこないな・・・というのが印象ですね。


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刷毛だとどうしても液ダレを起こし、入れたいところに思う通り色を入れられず苦戦しましたが・・・、

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まあこれはこれで良しとしましょう。

サイドエラスティックP.jpg

靴の場合はやはり刷毛ではなく手にクロスを巻いて色を入れていく方が良さそうなので、次回改めてチャレンジです。
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2018年02月13日

次はサイドエラスティック

ここ数年、普段履きとしてローファーを履いておりましたが、先月作成した内羽根をひと月程履き慣らして、いい感じなんですが・・・・。

こう毎日寒いと手がかじかんでしまい、靴紐を結ぶのがつい億劫に・・・。

ということで、次はサイドエラスティックです。

サイドエラスティック@.jpg

前作では、グレーに染めようとして結果黒になってしまったので、また手染めできるようヌメ革を使っております。

サイドエラスティックA.jpg

サクッと、つり込み迄は完了・・・。

前回、“染め”の際色が入りにくいので親子穴は止めた方がいいですね・・・、等とのたまっておりましたが、

サイドエラスティックB.jpg

懲りずに親子穴&ギザ抜きです。

サイドエラスティックってこれを入れないとどうしてもシンプル過ぎるような気がして・・・、
迷ったんですが、結局入れてしまいました。


で、今日はお昼過ぎから掬い縫いへと突入・・・。

サイドエラスティックC.jpg

片足を終え、もう片方へと差し掛かったところで・・・、

サイドエラスティックD.jpg

久しぶりに、ポキッ!とな・・・。


昔は針が折れてしまったら心も折れてしまい、作業は翌日以降へ持ち越しておりましたが・・、

精神的に少しは大人になったのでしょう・・・、

サイドエラスティックE.jpg

何とか夕刻までには新しい針を加工し直し、両足仕上げることが出来ました。

この勢いで、今週中には出し縫いまで仕上げたいと思います。

手染めの色味については、当初はグレーでリベンジの予定でしたが、先日ラウンドファスナー作り⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/archives/20180127-1.htmlにてほぼ理想通りの色合いが出せたので、今回の靴は様々思案中の今日この頃・・・。
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2018年02月03日

新木型考察〜その弐

先々週位から、ずっと木型を毎日いじっているのですが・・・、

新木型2018J.jpg

先週末、再度トウ部分を直し、一番左側(黒の革)がその時のもの・・。

新木型2018K.jpg

こちらは正面からの比較・・・。

新木型2018L.jpg

だいぶ自分の理想に近づいて来ましたが・・・・、

今度は甲部分のラインが気になってしまい・・・、
新木型2018M.jpg

新たにパテを買い足し、補正することに・・。

新木型2018N.jpg

何度も何度も盛っては削り・・・、盛っては削り・・・。

一度ハマってしまうと、なかなか抜け出せない木型考察・・・。


新木型2018O.jpg

なんとか来週には木型屋さんへ持っていきたいものです。

新木型2018P.jpg
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2018年01月28日

新木型考察。

こちら、現在工房で使っているメンズ木型のひとつ・・・。

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少し補正しておりますが・・・。

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2年程前に作成したもので、古臭すぎず、かといってあまり斬新過ぎず・・・、という感じで老若問わず使える木型のつもりで作りましたが・・・、

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少し飽きてきたかな・・・。

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ということで、当時の元型を少しいじって色々と考察してみることにしました。

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セメントやマッケイ製法であればそこそこいい感じなのですが、ハンドソーンにすると中底が厚くなる分、
トウシェイプが少し重すぎるような気が以前からしていたので、少し削ってみたのですが・・・、

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う〜ん・・・・・。

ロングノーズの木型は別にあるので、あまりロングにはしたくないのですが・・・、

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もう少し軽やかに見せたいので、5oだけ伸ばしてみることに・・・。

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左側が最初のもので、右側が5o伸ばしたもの・・・。

トウ先のほんの少しだけですが、エッジも立ててみました。

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う〜ん・・・・・、悪くはないのですが・・・。

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一晩寝かしてみたところ、チョット違う気がしたので、再度パテを盛り・・・。

考察は、まだ暫く続きそうです。
posted by tomo at 13:15| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年01月20日

黒に負けてしまう・・・。

前回、踵のつり込みまで進んだ靴・・・。

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今週、掬い縫いを終え、

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出し縫いも、進め・・・、

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一気にヒール付けまでを終え、取り敢えずは完成・・。

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革染めの経験値は少ないのですが、先日お店で“鼠色”という染料発見っ!!。

鼠色、つまりグレー系ということで、今までお目にかかったことの無い色目だったので思わず購入・・・。

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イメージとしては、ちょっとムラ感のあるグレーから黒へのグラデーション・・・・。

黒ってべた〜って感じの革が多いので、敢えてムラのある黒を・・・。


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う〜、親子穴は失敗だった・・・。
手染めの場合、穴あけのパフォレーションはダメですね・・・。穴に染料が入っていかない・・。

取り敢えず、鼠色を重ねて、重ねて・・・・、

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何となくいい感じです。
“塗り斑”があるっ!って思われるでしょうが、自分のイメージとしてはこれ位が理想・・・。

で、時間を空けて、今度は黒を入れてみたところ・・・、

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あれっ!?
ムラ無くなっちゃった・・。

やっぱ、黒って強いな〜・・・。

理想のムラ感がなかなか出せず・・・、

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結局、黒になってしまった・・・。

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まあ、黒も一つ欲しかったので今回は良しとして・・・、次回は鼠色だけで再度やってみようと思います。
posted by tomo at 18:04| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2018年01月09日

あけましておめでとうございます〜2018

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます・・。

って、もうすでに9日ですが・・・・、先週の4日から教室の方も既にスタートしておりまして、何となくタイミングの悪い年始の口上となってしまいました。


というのも、昨年はほぼ教室のみのブログとなってしまい、教室の無かった年末年始については当然ブログに書くこともなく・・・、

ということで今年は教室以外もなるべく書いていこうということで、早速自身の靴作りを・・・。


セミオーダーパターンa@.jpg

これまで靴のオーダーに関しては、特にサンプル等も無く、お客様の希望に沿ってお受けしておりました。
が、今後はパターンオーダーとして進めていこうかな・・・、と。

取り敢えずは、3種類位でご提案していこうか・・・、ということで今年は3日から工房にてトンカン・・、トンカンと・・・。

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色はまだ決めておらず、取り敢えずは“ヌメ”を使いデザインはこんな感じです。

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というか、“染め”も今回からやってみようかな、と・・・。

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今日は、踵芯の漉きを・・・。

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因みに今“帽子作り”にも嵌ってまして、上の黒い三日月形のはキャップのツバ(ブリムといいます)・・。

靴作りでは、時折“待ち”時間が生じるので、その合間でちょこちょこと・・。

そのうち“カバンブログ”の方でもご紹介したいと思います。

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取り敢えずは、踵芯のつり込みまで
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2017年07月19日

夏なのでトングサンダルを新調してみた。

順調に育ってきたバジルが豊作です。

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もう食べきれません・・・。
摘みたての風味を味わうため、トマトとモッツアレラが欠かせない状況が2週間程続きましたが、さすがにもう飽きてきました・・・。
なにか新しい食べ方を考えなければ・・・。

同時にコリアンダー(パクチー)が、ここにきて急成長を見せています。
来週辺りからは、“パクチー地獄”が始まりそうな予感が・・・。

プチ菜園を始めてから、“ベランダ滞在時間”が増えたせいか、ベランダで使っていたサンダルの鼻緒が切れてしまいました。

修理しようかとも思いましたが、もう10年近く経つこともあり新調することに・・・。

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型紙は前作同様、トングサンダル仕様で・・・。

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菜園でグリーンを愛でてきたからか、“アリゾナ”という革のターコイスをメインにしようかな、と・・・。
アクセントで赤の“ディナオイル絞り”を組み合わせることにしてみました。

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糊付けする前に、足にしっかりと合わせ貼りシロ位置を左右それぞれ決めてます。

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サンダル作りは、通常の靴と比べると簡単に作れますが、パンプス等と同様足に対する接地面が少ないので、しっかりと合わせないと痛くなることが多々ありますのでここは注意が必要です。
※因みに赤い革の先から10o程、革に対して垂直な線が型紙上の貼りシロ予定線ですが、実際に足に合わせたときのラインが、その下の斜めの線となっております。
この線が、甲の高さや角度によって微妙に異なりますし、同じ人でも左右で異なります。

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アッパー部分が完成です。因みにミシンは一切使わず総手縫いで仕上げてみました。

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次は底材です。

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前回は5oの革を使い、最後に薄いシートを貼り付けましたが、今回は3o厚のショルダー革を切り出し、本底では4oのクレープを貼ることに・・・。

一昨年、花火大会にサンダルを履いて出かけた時、クッション性が弱いからか地面からの“反発”が強く、少し疲れるな・・、と感じたので今回はこちらの仕様で進めてみることに・・。

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しっかりとシャンクも入れてます。

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でもって、底材と縫い付けていきます。

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こちらは4oのクレープ素材・・。

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シャンクの出っ張りの収まりが良くなるよう、少しグラインダで段差を付けてます。
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ヒールも一枚だけ積み上げ革をかませることに・・。

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でもって、完成〜!

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底材のみでなく、トング部分を縫い付けたり、シャンクを入れたり、と前作から少し改良を試みてみました。

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今度は20年位持つかな・・・。

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posted by tomo at 19:42| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2013年11月07日

オーダーベビーシューズ

最近は教室関係ばかりのアップだったので、久しぶりにオーダーのアップです。

今回は、愛媛からベーシューズ作成のご依頼です。

HPのサンプルの色違いということでご注文をいただきました。


まずは型紙を基に革の裁断を・・・。

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なんだか、エイみたいな、タコみたいな なんとも不思議な形です・・・。

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こちらはなんとなくどこの部分か分かりそうですな・・。

因みに最初のは“Mボックス”のキャメル、濃茶のほうはこれまでも度々登場しております“リスシオ”のチョコです。

革のことをよく知る方はご存知だと思いますが、高級鞄や高級財布等の革小物でよく使用されている、なかなか“セレブ”な革たちです。


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タンニンですが、ここは敢えて磨かず、縁返しで・・・。

磨きバージョンもいくつか作成してみたのですが、ベビーシューズの場合、この方がなんとなく“ソフト”な感じがしてしっくりきます。

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ライナー(裏革)も天然成分“ミモザ樹脂”でなめした、“お肌に優しい”革、“ラセッテー”を贅沢に使用・・。

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上の写真の左端の2枚は足首周りのクッションです。

生後2年未満の赤ちゃんの足はまだまだ未発達な為、足首がまだ固定されておりません。

なのでしっかりクッションでサポートです。

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因みにこちらは踵部に入れる芯です。

ベビーシューズの場合、この踵芯を入れないケースもありますが、やはりここは小さい時から正しい歩行を行っていただきたいので、しっかりと入れてあります。


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で、全体を“麻糸”で手縫いを施していきます。

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腰部アッパーとライナーが縫い合わさったら、その間に先ほどの芯をしっかり入れ込みます。

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で、最後は腰部と甲部を手縫いして・・・。

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完成〜!!

もちろん底材も付けてますよ。

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天然素材で、赤ちゃんの肌にも優しいベビーシューズの完成です。

実際、履いていただく期間は短いですが、その後も記念品として長く保存していただけるよう、贅沢な革使いのベビーシューズ。

市販のものと比べるとちょっとお高いですが、お勧めです。

posted by tomo at 14:22| Comment(0) | オーダー及び靴のこと