2019年04月25日

Nさん追っかけ記録Aウエスタンブーツ編〜翌年の冬も間に合いませんでした・・・の巻

昨年の今頃・・・。

暖かくなり始め、ブーツの季節がいよいよ終わるというタイミングでご登場いただいたNさん・・・。
※その時のブログ⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180304-1.html

昨シーズンには間に合わせようと、のんびり進めておりましたが、途中諸々ありまして、結局また暖かい季節を迎えることとなってしまいました。

今回でブーツは3足目ですが、毎回暖かい時期に完成させるのが恒例になりつつあります。

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ウエスタンブーツ特有のミシンステッチで、
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少しクタビレテしまったのか、なかなかモチベーションが上がらずにおりましたが・・・、

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次のライナー作成へ・・・。

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アッパー部分と縫い合わせ・・・、

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なんとか吊り込み作業へ・・・。

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vibramソールと飾り押し縁を付け・・、

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グラインダーで削り廻し・・・、

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やっと形になってきました。

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最後にポリッシュで磨きを掛け・・・、

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完成〜!

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お父様へのプレゼントですが、取り敢えずご自身で一旦足入れ・・。

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2年越しとなりましたが、お父様、大変お待たせいたしました。

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ブーツの季節は終わってしまいましたが、どうもお誕生日が5月ということなので、丁度良かったのかな・・。
posted by tomo at 12:58| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2019年04月11日

SKさん追っかけ記録A〜ついに完成!〜一ヶ月は眺めて過ごします・・の巻

Sさん追っかけ記録その弐です。
※その壱はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/article/185650881.html

早速出し縫いに取り掛かります。

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前述のKさん同様、Sさんもご自身で購入した“マイ木型”の為、結構自宅に持ち帰っての作業が多めです。

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ということで、出し縫い作業も“サクッ”と終了・・。

ヌメを汚さないよう、夏場でも手袋しながら作業してきたおかげで、比較的綺麗に仕上がりましたね。

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と、いきなり染まってます・・・。
やっぱりお家で仕上げてきましたので、染めの様子は写せませんでした・・。残念っ!!

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一応“スフマート”・・・。

もうちょっと重ねても良さそうにも思いますが、Sさん曰く、

“ちょっと、おっかなかったので、この辺で止めときました・・・。”

敢えて危険は冒さない、慎重派のようです。

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まあ、こういうのも好みの問題ですから、全然OKっす!!

私なんかは、チョット攻めすぎる傾向がありまして・・、以前グレーに染めようとして、結果真っ黒になってしまいましたし・・・。

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でもって、ヒールの積み上げ&切り回し・・・、

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メンチュウロウを擦り込み・・・、

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後は、磨いて、磨いて・・・、

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ひたすら磨いて・・・、

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完成〜!

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Sさん、前ブログで登場のKさんとは異なり、即足入れはしません。(Kさんは、完成後直ぐ足入れし、15分程工房内をウロウロしておりました・・。)

“ハンドソーン1足目あるある”ですが、Sさん曰く、

“1ヶ月位は、履かずに眺めて過ごしますっ!”

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完成後のリアクションも人それぞれ・・・。
posted by tomo at 12:00| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2019年03月03日

SKさん追っかけ記録@〜ハンドソーン&手染めに初挑戦!の巻

歴2年目、4足目のSさん・・・。

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満を持して、いよいよハンドソーンウエルト製法に挑戦です。

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まずは5oのショルダーを切り出し、中底の加工です。
因みに、今回の為に“マイ木型”を発注いたしました。

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型紙作りは、前に作った外羽根やローファーの時に経験がある為、今回は“内羽根”パターンということで、自ら行っております。

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更に、今回は“手染め”にも挑戦してみたいっ!
ということで、ヌメ革を使ってアッパーを仕上げてます。

相変わらずチャレンジ精神旺盛ですな・・・。

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メダリオンのデザインもオリジナル?なのかな・・・。

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一生懸命吊り込みます。
うちにあるヌメは1.7〜8oとやや厚めではありますが・・・、

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いい感じで仕上がりました。
手袋しながらなので、気掛かりだった汚れも、この段階では殆ど目立たっておりませんね。

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先芯も溶剤系を使わず、床革を使って本格仕様です。

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しっかりとエッジを立たせて・・・、

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せっせと吊り込み、吊り込み・・・。

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でもって掬い縫い・・・、
(マイ木型なので、基本掬い縫い作業等はご自宅で進めておられるので、写真撮り忘れました・・。スミマセン・・。)

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更には中ものを詰めた後、本底を切り出し・・・、

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“ヒドゥンチャネル”仕様にする為、本底の銀面(表面)に薄い切り込みを入れております。

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“ヒドゥン”(=隠された)、“チャネル”(=溝)とは、意味の通り、この後行う“出し縫い”の糸が底面からは見えないようにする為に施す技法のひとつで、結構難易度高めです。

まあ、分かりやすく言うと、リンゴの革を途中で切らないように薄く剥いていく作業を10倍くらい難しくした作業だと思ってください。(分かりづらいか・・・。)

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その後、“ウィール”と呼ばれる道具を使い、出し縫いの当たりを付けていきます。

次回、いよいよ“出し縫い”&“手染め”作業に突入予定です。
posted by tomo at 13:28| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年11月15日

SKさん追っかけ記録B〜ブローグハンドソーンがついに完成!

Sさん追っかけ記録の3回目です。

@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180201-1.html
Aはこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20181013-1.html

ミッドソールに出し縫いを掛け、本底はvibram#2055をチョイス・・・、

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グラインダーで削り廻します。

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最後はサンドペーパーでコバを整え、“突き面取り”という道具を使い、へりを綺麗に整えます。

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で、アッパーと同じ色の染料を塗り・・・、

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完成〜!

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セメンテッドで4足、マッケイ縫いで1足作成してきたSさん・・・、かなり手際が良くなってきました。

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これまでの靴と比べかなり手数が増えたので、もうハンドソーンは懲りたかと思いきや、

“次は是非ホールカットに挑戦したい。勿論、ハンドソーンでっ!”

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ということで7足目はホールカットに決定っ!!
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2018年10月13日

SKさん追っかけ記録A〜でも、追っかけ切れてなくてスミマセンの巻

ミネルバボックスの革で初のハンドソーンにチャレンジ中のSKさん。

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確か2月に“追っかけ記録@”にてご登場以来、半年ぶりですね・・・。

この間にアッパーの縫製やつり込み作業がありましたが、スミマセン、“追っかけ記録”なのに追っかけてなかったです・・・。

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こちらは、トウパフの形を整えているところです。

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こちらは、掬い縫いを片方終えたところ・・・。

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皆さんありがちですが、Sさんも途中で糸を切ってしまい、予備の糸を作り直しております。

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ということで、切れてしまったところから再開です。


Sさん、最終的にレザーソールにはせず、アウトソールはvibramを貼りたいということなので、ミッドソールに出し縫いを掛けていくことになりました。

ということで、ミッドを貼り、ウエルトにウィールを掛ける準備です。

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このウィール、転がし方にコツが要り、また温度もよいころ合いというのがあり、初めての方にはなかなか難しい行程ですが、何回かほかの革で練習をし・・・・、

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いざ本番へ・・・。

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お〜、いい感じに仕上がりましたね。

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綺麗に切り回して、次回、いよいよ出し縫いです。
posted by tomo at 16:23| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年05月14日

Aさん追っかけ記録A(ノルウィージャンブーツ編)〜今更ながら、実はこの人凄い人なんです・・・の巻

いつも寡黙に、そして粛々と作業をすすめるAさん・・・。
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ノルウィージャンウエルト製法・エンジニアブーツの続きです。
※因みに前回のその@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20180315-1.html

前回は中底の加工まででしたが、

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いつの間にやらトウパフの仕上げ迄来て、つり込みをサクッと終えてしまいました。

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早っ!!

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モカの手縫いも、初めてとは思えぬクオリティ・・・。

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いよいよ掬い縫いですが、これまた今回初めてのチェーンステッチ仕様で・・・。

“掬い縫い”も“出し縫い”も、通常一本の糸の両端に針をそれぞれ付けて縫っていくのですが、チェーンステッチにすると、更にもう一本糸が必要になるので・・・・、

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もう、てんやわんや状態・・・。

いったい、どの糸を引っ張ればいいのか・・・、しょっちゅう見失うのです。


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しかし、そんな些細なことには一切怯むことの無い、和製“ジャック・バウアー”・・。
※なぜジャック・バウアーなのかは1年前のこちらの記事をご参照ください。
http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20170410-1.html

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お〜、お見事っ!!

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更に、休むことなくミッドソールとの出し縫いへと取り掛かります。

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お〜、早すぎて、手が・・・・。

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またもやお見事〜。

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ということで、完成っす!

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まさに職人技っ!

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それもその筈・・・、実はAさん、なっなんと先月放送された『和風総本家』にガッツリ出てましたよ。
しかも、2時間スペシャルのほぼメインで・・・。

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いや、これはAさんじゃないですよ。豆助ですから・・・。
つぶらな瞳が、似てなくもないですが・・。

ニューヨークで活躍する、世界的タップダンサーが使っているタップシューズは、実はこの人が作っているそうです。
posted by tomo at 10:54| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年03月15日

Aさん追っかけ記録@(ノルウィージャンブーツ編)

4足目、着々とステップアップしているAさん・・。

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今回から、木型の補正は勿論、型紙の作成も含めゼロからの靴づくりに取り組んでおります。

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今回はブーツなので、乗せ甲(写真の白いプラスチック)をしたうえで、ブーツ用の補正(踵周りにもロウを乗せてます。)を施しております。

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かなり履き込んだ自前のブーツをサンプルに、型紙作り・・・。
どうやらバックファスナーのブーツのようですね。

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モカの手縫いにも今回初チャレンジということで、モカラインも慎重に・・・。
多少訂正をしましたが、仮履きで再度ラインを見てみましょう。

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本番用の革で仮履きを作成中・・・。

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ファスナーは#10の、しっかりとしたモノを使います。
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今回は、“クリッピング”(予め革に癖付けをする行程)をしないパターンでの作成ですが・・・、

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変な皺も出ず、綺麗に仕上がりました。モカのラインもいい感じです。

筒周りも一発OKっ!! なかなか手際が良いですな〜。

ベルトは裏表逆で付けてしまいましたが・・・。

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因みに前作はハンドソーンウエルト製法でしたので、今回はノルウィージャンでの底付けにチャレンジっ!

着実にレベルアップを目指します。
posted by tomo at 13:33| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年03月04日

Nさん追っかけ記録@ウエスタンブーツ編〜こちらはこの冬あきらめましたっ!の巻

これまで“ナウシカブーツ”や“サイハイブーツ”等、ブーツ作りにハマっているNさん・・・。

※その時のブログはこちら・・・、
http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20151206-1.html
http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20160707-1.html

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今回はお父様の為に“ウエスタンブーツ”作りに挑戦中です。

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お父様の足のサイズは勿論、足首周り等の長さも測り作成したゲージがこちら・・・。

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ゲージから型紙を作り、取り敢えず仮履きを作成します。

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仮つり込み中・・・。

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ウエスタンブーツというと筒部分の幾何学的なミシンステッチが特徴ですが、取り敢えず“仮”なのでここでは省略・・・。

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本つり込みを終え、サイズ的には特に問題もなくフィッティングは無事終了しました。


ということで、いよいよ本番へ突入です。

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因みにこちらが、今回の型紙・・・・。(アッパー・ライナー含みます。)

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その型紙を使い、厚み2.0oのタンニンレザーを裁断・・・。

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タンニンなので、切り返し等コバが見える部分はあらかじめ磨いておきます。

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筒部分と甲部を貼り合わせ・・・、

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ミシンを使って縫製作業へ・・・。

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お〜っ!トリプルステッチを超えるクアドラプル(4本)ステッチっ!
しかもなんかちょっと遊びも入れてる〜!

そろそろ老眼が始まる私にとっては、とてもしんどいステッチです。

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調子が出てきたのか、筒にはこんなデザインを描き始めましたよ〜!

大丈夫か!?

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そんな心配をよそに、黙々とステッチをこなしていくNさん・・・。


しかし・・・、

後半で大分飽きてきたのか・・・、


この日は道草・・・。

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弟さんから頼まれた、バッグの根革の修理を行っておりました・・・、しかもチョコ食べながら・・。


どうやら、もうこの冬の完成はあきらめた模様・・・・。

Nさん曰く・・、

“なんか自分の靴以外だと、モチベーションが維持できないんですよね〜・・・。”

まあ、あと半年の猶予が出来ましたから、ゆっくり作ってくださいな・・。
posted by tomo at 12:52| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2018年02月01日

SKさん追っかけ記録@〜ついにハンドソーン!だけど、穴あけ地獄の巻

昨年の冬、おじいちゃん・おばあちゃんで埋めつくされた映画館・・・。最後館内のほぼ皆がすすり泣きをしていた『この世界の片隅に』・・・。

まあ、私も号泣しましたが・・・。

ふと昨年夏に原作が読んでみたくなり、例のごとく図書館にて予約を入れたところ・・・、

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やっと今日借りられました。
6ヶ月越しでゲット!・・・・、漫画なので30分で読み終えちゃうんですけどね・・・。

あと、中・下巻が確か12番目と18番目なので、すべて読み終えるのにあと3ヶ月位は掛かりそうですな・・。



と、今回で6足目のSさん・・・。
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遂にハンドソーンウエルトに挑戦です。

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中底の下処理中・・・。

これまでとは違った包丁使いで、最初は戸惑っていたものの・・・、

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無事、掬い縫いの“落とし”部分も切り回しました。


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こちら、掬い針を使い、下穴を開けております。

この掬い針も買ってきたものはすぐに使えず、自分で砥がなければなりません。

この砥ぎが甘いとなかなか穴が空かず、つい力を入れ過ぎてしまい針が折れてしまいます。

かといって砥ぎが過ぎると、針そのものが脆くなってしまい、結局折れてしまいます。

つまり、“良いころ合い”というのが重要です。



なんとか、中底の下処理が終わり・・・、
アッパーの作成に取り掛かります。

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今回のデザインはセミブローグ・・・。

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いい感じで親子穴開けてます。

Sさん、この1ヶ月程、ずっ〜と穴開けてます。

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でも、まだこんなにありますよ。
posted by tomo at 21:53| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年12月15日

Yさん追っかけ記録A(外羽根編)~今回はダブルウエルテッドで行きますっ!の巻

この秋から息子さんの靴を作り始めたYさんの続きです。
※前記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20171102-1.html

先芯(トウパフ)作りから・・・、溶剤系は使わず、床革で仕上げていきます。

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ご自身の靴同様、息子さんの靴であろうと、一切手は抜きません。

シャンクも鉄を使わず、革を使っていますね・・・。

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今回は一切釘を使わずに仕上げるようです。
現在主流の圧着(セメント)の靴はもちろん、ハンドソーンウエルトの靴でも、踵部に釘を使う靴が多いのですが、いわゆる“錆(さび)”を嫌い、一切釘類を使わない、といった職人さんも少なからずいらっしゃいます。

こだわってますね〜。

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この写真でお分かりだと思いますが、今回は掬い縫いを“ダブルウエルテッド”で仕上げてます。

“シングルウエルテッド”の場合、踵部より前だけ掬い縫いを施し、踵部は“鉢巻き”と呼ばれる別取りの革を釘で留めるのですが、今回の“ダブル”は全周ウエルトで掬い縫いを施します。

なので釘を使わずに済むわけです。

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また踵ががっちりして見える為一見重そうに見えるのですが、逆に釘を使わないので“見た目より軽い”という印象を与えます。

出し縫いの前に、“車ゴテ”でウエルトに刻みをしっかり付け・・・、

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“出し縫い”も360度、全周施します。

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ご覧の通り、これらの技法はどちらかというとカジュアルな雰囲気の靴に多い意匠のひとつです。

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更には、ヒールを一枚づつ積み上げていき・・・、

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グラインダで整えていきます。

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アウトソールはvibramのハーフソールを貼り・・、

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ヒール&ウエルト廻りに磨きを掛けて、

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いよいよ完成です。

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“年末の帰省時には渡したいんだよね〜”

と仰っていましたが、しっかりと間に合いました。

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なんとも“息子孝行”のお父さんですなぁ・・・。

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心配していた、踵部のシミもほぼ消えて、ほっと一安心です。

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自前の木型で“木型補正”から“型紙づくり”も含め、全てがセルフプロデュースの靴・・・。

いっぱい履いてもらえるといいですねっ!
posted by tomo at 17:47| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年11月13日

Kさん追っかけ記録B(外羽根編)〜見事な手染めで高級感がグッと増すっ!の巻

Kさん追っかけ記録の続きです。

※追っかけ記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20171001-1.html
※追っかけ記録Aはこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20171017-1.html

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出し縫いを終え、ヒールの積み上げ作業・・・。
3枚程積み上げ、“アゴ”を落としバランスをチェックしています。

本来は、最後に化粧ヒールを取り付けて、完成〜!!
となるのですが、今回Kさんは革の“手染め”にも挑戦です。

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最初は“オフホワイト”だったヌメ革も、長い行程を経て、ちょっと濃いめの“アイボリー”っぽくなってしまいましたね・・・。

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まず最初は下地の色入れで、明るい“黄土色系”の染料を馴染ませていきます。

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一度に色を入れるのではなく、何度も何度も色を入れていく感じです。

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塗った直後、染料の水気が入っている時の色合いと、乾燥時の色合いはまた微妙に異なるので、色を入れては乾燥を挟む、という行程を繰り返し丁寧に進めていきます。

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トウキャップについては黒に近い“濃茶”にするようですね。

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また、ベロ部分や羽根・履き口部分についてはその中間色を入れ、いい感じのグラデーションになってきました。

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最後にヒール部分を仕上げていきます。

ただ、染料だけですといわゆる“ツヤ”が出ませんので・・、

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最後はトウキャップに黒の“ポリッシュ”を使い、仕上げの鏡面磨きを施し・・・、


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完成〜!

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初めてのハンドソーンでしたが、なかなかの完成度です。

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おぉ〜、顔が映ってる・・・。

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明日、早速会社へ履いて行かれるそうな・・。

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Kさん、次足もハンドソーンに再チャレンジです。
posted by tomo at 09:48| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年11月07日

Sさん追っかけ記録A(ダービー編)〜ソールはリッジウェイじゃないと嫌なんですっっ!!の巻

3か月ぶりにご登場のSさん・・・・。
追っかけ記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20170811-1.html

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前回は踵の吊り込みで起こりがちな、いわゆる“隙間問題”を無事解決し、次はトウ部の吊り込みです。

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ライナーをいい感じで吊り込み・・・、

その後、写真を撮り忘れましたが、アッパーも問題なく、5足目の貫禄で仕上げてましたよ。

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で、マッケイの出し縫いを掛ける、ミッドソールを合わせているところ・・・。

縫いを掛けてからソールを切り廻して整えていく方法もありますが、慣れていない場合、包丁やグラインダーでアッパーを傷つけてしまう恐れがあります。
今回は初めてということもありますので、安全策として先に形を整えてから縫いを掛けた方が無難でしょう。

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ということで、この段階で既に色も入れ、ある程度コバの磨きも掛けてあります。

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で、その後“打ち込み錐”を使って出し縫いの穴を開けていきます。

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手縫い初体験のSさん、ついにチャンを使った糸作り・・・。

今まで手縫い体験者の生徒さん達が、皆口を揃えて嫌がっていた意味がようやく分かった模様・・。

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で特殊な針を使って、出し縫いへ・・・。

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先っぽへ指が届かず、ちと苦戦・・・。
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指と首が攣りそう・・・。

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そして、最後にアウトソールを貼り付け、最後はグラインダーで削り廻していきます。

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今回のソールは、こちらのリッジウェイソール・・・。

いつもの浅草のお店には置いていなかったので、これまでのvibramやダイナイトソールをお薦めしましたが、

“今回はなにがなんでもリッジウェイっっ〜!!”

と譲らないSさん・・・。

ダイナイトと比べグリップ力が高く、見た目もボリューミーになるようで、若干費用は掛かるものの、コアなファンが多いようです。



後日、たまたま近所のシウトウさんに一足分だけ埋もれていたのを偶然発見っ!

お店の棚の最下段、誇りにまみれたまさに“余り物状態”で似たようなソールが複数あったのですが、お店のおばちゃん曰く、

“本物はこれ一足だけですね・・・。”

と、一足分だけ渡してくれました・・・。

ニセモノも置いておくのかよっ!

※本物は中央・ひし形の中になぜか<94%>と描いてます・・・。意味は不明ですが・・。


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ということで、完成〜!

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ソール&ヒールのサイズがチョット大きかったのが残念ですが、まあ、目立たないから大丈夫ですよ。


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Sさん、6足目はついにハンドソーンウエルトに挑戦です。
posted by tomo at 11:57| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年11月02日

Yさん追っかけ記録@(外羽根編)〜いよいよ自分以外の靴を作る!の巻

7足目のYさん・・・。

今回はついにご自身以外の靴を作ります。

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足の採寸方法をしっかりとマスターし、家でご子息の足の採寸を済ませたうえで、中古の専用木型を購入・・。マモルさんで¥3,000位だった模様・・。

ご自身の足と異なり、ご子息はかなり甲が薄めのようなので、既存の木型を補正していきます。

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下の木型写真からもお分かりの通りサイズ表示が外国仕様(アメリカスタイル?)の木型のようで、マイナスの補正をしていきます。

まずは上写真左足のマジックで描かれた甲部分をグラインダー及び木やすりで削り、数値を合わせていきます。

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右足の方(写真手前)を先に削っておりますが、この角度から見るとその違いがお分かりになると思います。

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削り終えた木型を基にマスターゲージを作成していき、型紙もご自身で作成・・・。

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これまでの6足分の経験を活かし、ほぼ自力で完成させていきました。

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今回は、シンプルに外羽根のデザインで進めるみたいですね・・。

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吊り込み風景・・・。

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仮履きをサクッと仕上げ、実際にご子息に足入れをしていただいたところ、甲部の抑えはしっかりと効いていて問題は無さそうなんですが、歩いてみると“若干小指があたる”とのご指摘があったようです。

採寸時のデータを基に、甲部だけでなく底面も少し削っていたのですが、少し削りが過ぎたようです。

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ということで、今度はプラスの補正を、ロウを使って行っていきます。

補正後の木型で再度吊り込みをし直したものを試着していただいたところ、問題なさそうなので、いよいよ本番へと突入です。

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少し光沢のある、キャメルのタンニンレザーを使って、吊り込み作業へ・・・。

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シンプルなミシン縫いだけでなく、今回は手縫いステッチやビーディング等、新しい小技も入れ込み、愉しみながら進めているみたいですね。

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と、ここで、今までにないハプニングがっ!!

ホワイトペーストを使い踵芯を入れ込み、本吊り込みをして暫くすると、なんと薄っすらとシミが・・・。

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う〜っ!水気をしっかりと拭き取らないとこのようにシミが浮き出てくる革もあるんですっ!

薄手のタンニン等デリケートな革や色合いにもよるのですが、こういった革の場合は細心の注意を払わないと・・・。

ここまで、万事順調に進んできたYさん・・・、ここで少しモチベーションが落ちてしまいましたが・・・、


翌日、確認しましたところ、

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大丈夫、単なる水によるシミだったようで、なんとか消えてくれましたよ。

ヨカッタ、ヨカッタ・・・・。

ただ、ホワイトペーストが溶け出した水がしみ込んだりすると、シミが消えない場合もありますので、今後も要注意です。

経験値を積んでも、色々なトラブルがあるものですな・・。
posted by tomo at 12:17| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年10月17日

Kさん追っかけ記録A(外羽根編)〜アッパーの色がどんどん・・・・の巻

ここ数日の長雨で一気に冬へと季節替わりした感がありますが、こんな日に食べたくなるのが“湯豆腐”。

そんな時にはスーパーのお豆腐ではなく、こちらがお薦め・・・。

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こちら、ご近所にある“樋口豆腐店”さん・・・。
なにやら昨年の“全国豆腐品評会”の絹ごし部門で4位に輝いた、“特選絹ごし とうふ想(そう)”・・。

もう、絶品っす!

ポン酢もよいのですが、ここは豆腐の味を十分堪能・・。粗塩をちょろっと掛けながら、熱燗でキュッと・・・。

至福のひと時をどうぞ・・・。



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と、昨晩の余韻はさておき早速Kさん追っかけ記録へ・・。
追っかけ記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20171001-1.html

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吊り込みが終わり、掬い縫いへと突入しているようです。

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初めての割には、針も折ることなく、無事片足を終え・・・、

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両足完了!と・・・。

う〜、お豆腐のように滑らかだったヌメ革が、どんどん変色していってる・・・。

まあ、しょうがないですね・・・。

色が入っていないナチュラルなヌメ革は、かなり気を付けていてもどうしてもこうなりがちです・・。
※吊り込みの際、道具のワニは鉄でできており、吊り込み時手汗が媒体となりサビが革に付着してしまったり、掬い縫いの時はチャンの粘りで汚れが付いてしまうと考えられます。

まあ、最後に色を入れる予定なのであまり気にせず進めていきましょうっ!

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残ったウエルトで踵部分に巻く“鉢巻き”の下ごしらえ・・。

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いい感じです。

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“中もの”のコルク(3o)とベンズ(革)のシャンクを入れ込み・・、

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本底を固定していきます。

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そして、今度は“出し縫い”です。

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ピッチ細かめでで、地道な作業はまだまだ続きます。

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次回、最終回は、いよいよこの靴に色を入れていきます。

大変だけど、愉しみ〜。
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2017年10月01日

Kさん追っかけ記録@(外羽根編)〜いよいよハンドソーンウエルト製法にチャレンジっ!の巻

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3足目のKさん・・・。
初足の圧着、2足目のマッケイ製法、でもって今回、遂にハンドソーンへチャレンジ・・・。
着実にレベルアップしてきています。

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ご自身で用意されたヌメ革を使い、まずは縫製作業・・。

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シンプルな外羽根でストレートチップのデザインで進めています。

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ここからは中底作りの作業へ・・・。

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これまでにはない包丁使いで、チョット緊張気味・・。

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この様に木型に打ち付けた状態で、5o以上ある厚い革を“切り回し”ていくには、包丁の角度や“裏包丁”といった技術で慎重に進めていかなければなりません。

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更には“掬い縫い”の為の下穴を、掬い針で開けていく作業・・・・。

包丁だけでなく、この“針”も市販の状態では使えないため、自分である程度砥いでから使用していきます。

この“砥ぎ”が甘いと、なかなか厚い革に針が入っていかない為、ついつい力が入りすぎて針が折れてしまいますし(この場合は針の根本で折れるケースが多いです。)、また“砥ぎ”が過ぎると、針そのものが細く(弱く)なってしまうため、やはり途中で折れて(この場合は針先付近が多いです。)しまうという・・・。

“いいころ合い”ってのが重要なわけですね・・。

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ここからは吊り込み作業へ・・・。

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今回はハンドソーン製法ですので、踵芯・先芯だけでなく“サイド芯”も入れ、この靴がしっかりと30年持つように・・・。

靴の両サイドからチョロッと出ているのが“サイド芯”で、今回はアッパーと同じ2oのヌメ革を使っております。

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この後、トウパフ(先芯)を入れ、トウの吊り込みを終えてからいよいよ、ウエルトを巻いて“掬い縫い”へと突入していきます。

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さあ、Kさんは針を何回折って、糸を何回切ってしまうのでしょうか・・・。
次回、乞うご期待っ!
posted by tomo at 15:22| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年09月19日

Mさん追っかけ記録A(外羽根編)またもや懲りずにザックリ名入れ〜の巻

飲食店の激戦区・池袋には変わった名前のお店が色々とあります・・・。

こちら、池袋から始まり今ではチェーン展開をしているという、カレーの名店、
カレーは飲み物.jpg

ご存知、【カレーは飲み物。】! 並んでますね〜。

でもって、こちらは工房の近くで、私もしょっちゅうお世話になっている、

なぜ蕎麦にラー油をいれるのか.jpg

【なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。】

因みにいずれも同系列のお店で、繁盛しているようです・・・。

でもって先週末、ベテランMさんが教室に来て早々、

“先生〜、【とんかつは飲み物。】って行ったことあります〜?”と・・・。

??・・・。

ハハア〜、やりやがったな〜・・・。

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調べてみると駅から工房までの通りに、いつの間にやらこんな店が・・。もちろん同系列のようです。

さすがにこのネーミングはちょっと無理があるような気がするんですけど〜・・・。



と、そのMさんの追っかけ記録の続きです。

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追っかけ記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20170710-1.html

ハーフソールを貼るための作業・・・。

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更には革ヒールの“積み上げ”作業です。

積み上げx3枚に“化粧ヒール”で進めてましたが・・・、

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まだ、隙間が出来てしまうようなので、プラス1枚・・・、

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まあ、こんなもんでしょうね・・。

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得意の“ラインダー”?で、削り廻して・・・、

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翌週、更に“ラインダー”・・・・※衣類が変わっているので回を挟んで削り作業をしてますね・・。因みに正確にはラインダーです。詳しくはこちらをご覧ください。⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20160814-1.html

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グラインダーの仕上げ削りは#120なので、更に細かい削りは、木やすりとサンドペーパーで・・。

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更に色を入れて・・・、
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でもって、完成〜!

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ヒールは、少し変わった色合いですな・・。

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そして、前作に引き続き、またも“ザックリ”な名入れ・・・。

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懲りずにやるということは、旦那さんも納得の上なのでしょう・・・。

まあ、個性的でいいんですけどね・・。
posted by tomo at 14:58| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年09月01日

Uさん追っかけ記録C〜いよいよ、というかようやく最終回っ!の巻

チケット制のUさん・・・約1年ぶりのご登場です。

過去の“追っかけ記録@〜B”ではだいたい半年毎に登場していたのに、ここのところ未完のまま1年近く姿を現さなかったので、

“もう挫けてしまったのでは・・・・”

といった、憶測も一部出回っていたとか、いなかったとか・・・。

大丈夫ですよっ!
毎回ぶつぶつ文句を言いながらも、チケット制でコツコツと進めていましたからっ!

※尚、今回初見の方はこちらも併せてご覧ください。
追っかけ記録@⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20151128-1.html
追っかけ記録A⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20160325-1.html
追っかけ記録B⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20160915-1.html

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前回掬い縫いを終え、ミッドソールとの出し縫いにこの一年、孤軍奮闘しておりました。

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ミッドソールを貼り合わせ、切り回しを終えたところ・・・。

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通常、出し針で穴を開けながら同時に縫い進めていくのですが、先に穴だけを開けておいて後で縫い進めるようです。

理由は・・・・・、よく分かりません・・・。

本人がどうしてもそうしたい、ということですので・・。

良くも悪くも、我が道を貫き通そうとする姿はこの一年変わっておりません。

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途中で針を折りながら、また糸が絡まりながらも、挫けずコツコツと一年頑張りました。

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最後は、vibramのアウトソールを貼り合わせ、

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グラインダーで削り廻して・・・、いよいよゴールが見えてきましたっ!

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ヒールの積み上げ、更に釘打ちで固定をして、

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完成〜!

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感動の初足入れ・・・。

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2年近く工房の棚に鎮座してきた、クーズーのマウンテンブーツ・・・。
ようやくデビューと相成りました。


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因みにUさん、次は奥様にパンプスを作りたいとのことで、このような木型を持ってきました。

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ヒール高約7pのポインテッドトウ・・・。

うちでは基本取り扱わない規格ですが・・・。

も〜、また難しいことに挑戦するつもりですかっ!
posted by tomo at 11:18| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年08月11日

Sさん追っかけ記録⓵(ダービー編)〜堅い革で起こりがちな“隙間問題”を解消っ!の巻

久々ご登場の、5足目Sさん・・・。Sさんダービー@.jpg

今回は“ダービー”にチャレンジっ!
ということで、まずは仮履きをサクッと仕上げて・・・、

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早速、本番へ・・・。SさんダービーB.jpg

今作は、ダークブラウンの“スムースオイルレザー”を使用することになりました。
厚み2.0o前後、合成鞣しで少し堅め・・・。なかなか手強そうな相手ですな・・。

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モカへの手縫いにもチャレンジです。

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トウと踵部の縫い割りをすると、全体像が見えてきました。

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今回は“合成鞣し”の革の為、いわゆるコバの“磨き”加工ができますので、ヘリ返し等は行わず切りっぱなしにするみたいですね・・・。

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ということで、履き口部分を早速磨いてます。

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モカ縫いも終わり、ライナーを縫い上げていよいよ吊り込みへ・・・。

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厚みが2.0oということで、少し苦戦しております・・。

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まずは“仮吊り込み”です。
ここで、大まかな全体のバランスを見ながら吊り込みを繰り返します。
それによって、今回のような堅い革でもある程度伸びてくれて、少しづつ木型に馴染んでくれます。

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モカの手縫いも少し細かめのピッチですが、エレガントな感じに仕上がってます。


その後、5o厚の床革を漉いた“かかと芯”を入れ込み、“本吊り込み”へと入ります・・・・。


ということで、こちらは、踵部に芯を入れてSさんが、吊り込みをした状態・・・。

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よく見てみると、履き口に隙間が空いてしまっているのが分かります。

アッパーの革本体が厚く、また堅い場合、通常の吊り込み(教室で皆さんにお渡ししている“吊り込みマニュアル”)の仕方では、このように履き口が開いてしまう場合がよくあります。

その場合、ちょっとした裏技になりますが、少しやり方を変えてあげると・・・・、

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こんな感じで、隙間問題解消〜っ!

ちょっと、文章では説明しづらいのでここではご紹介しませんが、困った場合はお気軽に聞いてください。
posted by tomo at 11:17| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年08月01日

Yさん追っかけ記録A(スニーカー編)〜靴職人への道まっしぐらっ!の巻

Yさん、前々回ブログからの続きです・・・。

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なんだかブラジルっぽい色合いに・・・。

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左右それぞれ吊り込んで・・、

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Yさん、2足目〜5足目までは全て底付けを手縫いで行ってきましたが、今回はスニーカーということもあり、圧着(セメンテッド)で・・・。

なにやら、ちゃちゃっと作りたいらしく、
スピード感をもって対処していく”所存のようです。

今人気がダダ下がりの、どこぞの国の首相みたいですね・・・。

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中物のコルクの型紙を採り・・・、

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底材は,チョット変わったところで、『vibram2495』をチョイス・・。

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トウ部分を少し巻き上げる為、少し荒らしてます。

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ということで、完成〜!

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今回は、“ウエッジソール”にも初挑戦してみました。

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なかなかいい感じです。

ご自身で購入された“マイ木型”の補正、更には“型紙づくり”も含め、僅か4か月での完成となりました。早っ!!

Yさん、もうご自分の靴は6足も作ったので、次はご子息の靴を作成されるとのこと・・・。

今度は足の“採寸”もご自身で行い、やはり木型の補正⇒型紙づくり、と本来私がやるべきことを全てご自身で行う予定・・・、ということで靴職人への道まっしぐらです。
posted by tomo at 11:21| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年07月25日

Yさん追っかけ記録⓵(スニーカー編)〜型紙づくりはパターンさえ覚えれば簡単っ!?〜の巻

今回で6足目、度々ご登場のYさん・・・。

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ご自身で購入されたグリーンのベロアを使って、気軽に履けるスニーカー作りに挑戦です。

因みにこちらはYさんのノート・・・。

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凄いな・・・。これ、出版したら売れるんじゃないか・・?

底付けパターンも、ハンドソーンやノルウィジャンも既に経験済みですから、もう職人レベルですな・・。

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ということで、いつものようにフィッテイング(仮履き)もサクッと仕上げて・・・、

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良い感じに仕上がりました。

因みに右足の方は、昨年ノルウィージャン製法にて仕上げた“チロリアン”・・・。
普段履きにご愛用頂いているようです。

でもって、早速本番へ突入です。

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羽根部分のみベロアを使用し、ベロと踵の“ハカマ”部分は教室の“アリゾナ”という革を組み合わせてみました。

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今回は、“クッション”にも初チャレンジです。
スニーカーなんかではよく見られますが、履き口部やベロにクッションを入れ込み、足あたりを良くするパターンですね。

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アッパー、ライナーをまとめ上げたところ・・・。
非常にシンプルです。

因みに今回のタイプのスニーカーや、あとモンキーブーツ等はこのようなパターンで組み立てるのですが、型紙づくりは、いわゆる“外羽根”のちょっとした応用になります。

これは、最もオーソドックスな“外羽根”・・・。

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※2014/6月 S・Yさん作

こちらもそうですね・・・。モカに飾りのステッチを入れたパターンとなります。

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※2014/11月 M・Kさん作

レディースだとこんな感じ・・・。“飾り穴”、ブローグを付けるとまた印象が変わりますね。

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※2014/11月 N・Aさん作

“モンキーブーツ”っぽい感じだと・・・、こんな感じ。

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※2014/11月 N・Aさん作

今回のYさんのスニーカーは、このモンキーブーツの羽根(閂止め)を極端にトウ部まで持ってきた感じになります。


因みにこれは“ダブルモンクストラップ”・・・。

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※2014/11月 I・Kさん作

これもいわゆる外羽根の応用パターンなので、“型紙づくり”という観点から言えば、全て同じ作り方となります。

なので、このパターンを覚えてしまうと、かなり作れる靴のバリエーションが増えるかと思います。

今作から本格的に“型紙づくり”にも挑戦中のYさんですが、今後の靴はご自身で型紙が引けそうですね。
posted by tomo at 11:25| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録