2019年03月25日

初めての一足はストラップパンプスで。

♪ダンダンダンダダダンダン ダンダダ ださいたま〜♪

ここ数日、はなわの“埼玉県のうた”が、頭の中でヘビーローテしてます・・・。

翔んで埼玉.jpg
※出典 : 映画『翔んで埼玉』オフィシャルサイト

“埼玉の植民地”といわれている池袋で工房を構えている以上、『翔んで埼玉』は取り敢えず観ておこう・・・、ということで見に行ってきましたが・・・、

俗に言う“イヤーワーム現象”ってやつです・・・。困ったもんです・・・。




と、どうでもよい話はさておき、初めて靴作りに挑戦中のTさん。

なかなか足にピッタリと合う靴が無く、普段はスニーカーがメインだそう・・・。

TMさんストラップパンプス@.jpg

以前購入したストラップパンプスが、唯一ピッタリと合うとのことで、そのパンプスのデザインをそのままコピーし、色違いで作ることになりました。

パンプスとはいえ、履き口周りのクッションや、表裏が反転する仕様のストラップ等、縫製は初めての方には少し難易度が高い作りですが・・・、

TMさんストラップパンプスA.jpg

なんとか、吊り込み迄きました。

TMさんストラップパンプスB.jpg

最後にクレープソールの型取りをし、

TMさんストラップパンプスC.jpg

ヒールの高さ調整・・・。

TMさんストラップパンプスD.jpg

10〜15oのヒール高ゆえ、たった数ミリですがキッチリ“アゴ落とし”もして・・・、

429_1.jpg

完成〜!

429_4.jpg

今回の靴の履き心地を見て、問題なければ次は“ストラップ無し”のパンプスに挑戦予定です。
posted by tomo at 10:36| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2019年03月22日

12年ぶりメンテナンス

当工房でもう12年近く活躍している、NIPPYの漉き機・・・。

漉き機メンテナンス@.jpg

一昨日、少し厚めの革を漉いていたら、急に“刃”だけが回転しなくなってしまいました。

漉き機メンテナンスA.jpg

写真の様に本体をひっくり返して色々と探ってみましたが、原因はよくわからず・・・。


本体下のテーブルにだいぶ革くずや埃が溜まっていたので、掃除したところ、その中に5o程の金属のかけらを発見・・・。

危っな〜・・、ごみと一緒に捨てるとこだった・・・。

これまで見たことの無いパーツなので、
“これは下手に手を出せないな・・・”と思い、購入元の社長に確認のр入れたところ、

漉き機メンテナンスB.jpg

中央シャフトと、刃を回転させるシャフトが噛んでいる“キー”と呼ばれる部品が外れたのではないか・・・、

とのことなので、急遽本格メンテをすることに。

漉き機メンテナンスC.jpg

これまで素人なりにちょこちょこメンテナンスはしてきましたが、本格的なのは購入以来12年ぶりとなります。
ついでにグラインダーがかなりすり減っていたので、この機会に交換することに・・。

送りの“ゴムプリー”や“刃”はまだもうちょいいけるんじゃないかということで、今回は見送りました。

漉き機メンテナンスD.jpg

“刃”もプロの目でしっかりと砥ぎなおしてもらい・・・、

漉き機メンテナンスE.jpg

お〜、超スムーズ・・・。

漉き機メンテナンスF.jpg

昨日の一部の生徒さんには、手漉きで頑張っていただきましたが、無事復活しました。

ご迷惑をおかけしましたが、よりスムーズに漉けるようになりましたのでこれからもご活用下さい。
posted by tomo at 11:57| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2019年03月17日

ヴィンテージスチールの穴、ムラあり過ぎ問題

ハンドソーンウエルトの靴底に、ヴィンテージスチールを取り付けたいKさん・・・。

KYさん外羽根R.jpg

スクリュー釘で留める方法もありますが、やはり、よりしっかりと固定するにはネジ式がいいと思います。

ヴィンテージスチール@.jpg

このスチールに合うはずのネジがきれていたので、東急ハンズで買ってきました。

ところが・・・、

ヴィンテージスチールA.jpg

穴によっては、しっかり入ったり、微妙に入ったり、全然入らなかったり・・・・。

ムラあり過ぎでしょっ!!

ヴィンテージスチールB.jpg

ということで、ルーターで穴を広げる作業です。

まあ靴作りに限らず、かばん作りなんかでも、道具類を自身で微調整するのは結構あるあるなんです。

ヴィンテージスチールC.jpg

ということで、ピッタリ〜っ!

KYさん外羽根S.jpg

早速取り付け、いよいよKさん最終仕上げです。

posted by tomo at 13:15| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2019年03月16日

同時進行が過ぎるYさん

土曜クラスのYさん・・・。

靴や革小物など、相当数作ってきたベテランさんです。

最近は工房の木型ではなく、マイ木型を数足購入して・・・、

YHさんワラビーB.jpg

“2足同時進行”なんてこともやってのけます。

YHさん親戚靴F.jpg

こちらは親戚の叔母さんの為の靴・・・。
本日、本つり込みまで進みました。

YHさんワラビー@.jpg

でもってこちらはマイ木型で作成中のワラビー・・・。
こちらも吊り込み完了です。

更には、

YHさんベルト交換@.jpg

こちらの腕時計のベルトも作り出す始末・・・。

もともとの黒い革から・・・、

YHさんベルト交換A.jpg

赤茶の革へ・・・。

YHさんベルト交換B.jpg

しっかり裏地も付けて・・・、

YHさんベルト交換C.jpg

完成〜!

しかも帰り際に、“ホールカットの型紙の作り方、もう一回復習させてもらっていいですか?”
と・・・・。

どうやらお家で、もう一足進行させている模様・・・。

Yさん、同時進行が過ぎますよっ!!

posted by tomo at 14:15| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2019年03月15日

どうしても履き続けてしまう靴

ちょうど昨年の今頃に作った、サイドエラスティック。

25_1.jpg

春〜秋にかけては、なるべく複数の靴をローテーションで履き廻しております。

人の足は想像以上に汗をかきます(一説によると1日200ml程といわれております。)ので、靴が吸い込んだ水分をしっかりと乾燥させるには、約2日程掛かる為、3〜4足をローテーションで履くのが一般的に良いとされております。

水分はカビや雑菌・埃等の温床となり、革の劣化やにおいの原因となるわけです。

本来は年間通してローテしたいところなのですが、自分、どうしても冬場は紐靴を避けがち・・・。

なぜなら、冷たい指先で紐を結んだり解いたりするのが鬱陶しくなってしまい、写真のような簡単に着脱できるスリッポンタイプばかり履き続けてしまう・・・。

マイエラスティック修理A.jpg

ということで、この冬金足農業の吉田投手並みに連投を続けてくれた靴の、ヒール交換、更にはクリーニング&保湿ケアをしてあげることに・・・。

マイエラスティック修理B.jpg

傷やシミが、連日酷使されていたことを物語っております。


まずは・・・、

シュークリーナー.jpg

こちらのシュークリーナーで汚れを落とし、

ビーズワックス&ポリッシュ.jpg

さらには、左のサフィール【ビーズワックスクリーム】で保湿&革に栄養補給です。
ビーズワックスというだけあって、ほんのり甘い匂いがし、値段の割にはいい仕事をしてくれるクリームです。

マイエラスティック修理C.jpg

最後にトウをポリッシュで磨いて・・・、

マイエラスティック修理@.jpg

復活!!

少しずつ暖かくなっていくこれからは、またローテをしてなるべく休ませてやりたいと思います。
posted by tomo at 12:12| Comment(0) | オーダー及び靴のこと

2019年03月03日

SKさん追っかけ記録@〜ハンドソーン&手染めに初挑戦!の巻

歴2年目、4足目のSさん・・・。

SKさんハンドソーン@.jpg

満を持して、いよいよハンドソーンウエルト製法に挑戦です。

SKさんハンドソーンC.jpg

まずは5oのショルダーを切り出し、中底の加工です。
因みに、今回の為に“マイ木型”を発注いたしました。

SKさんハンドソーンD.jpg

型紙作りは、前に作った外羽根やローファーの時に経験がある為、今回は“内羽根”パターンということで、自ら行っております。

SKさんハンドソーンA.jpg

更に、今回は“手染め”にも挑戦してみたいっ!
ということで、ヌメ革を使ってアッパーを仕上げてます。

相変わらずチャレンジ精神旺盛ですな・・・。

SKさんハンドソーンB.jpg

SKさんハンドソーンE.jpg

メダリオンのデザインもオリジナル?なのかな・・・。

SKさんハンドソーンF.jpg

一生懸命吊り込みます。
うちにあるヌメは1.7〜8oとやや厚めではありますが・・・、

SKさんハンドソーンG.jpg

いい感じで仕上がりました。
手袋しながらなので、気掛かりだった汚れも、この段階では殆ど目立たっておりませんね。

SKさんハンドソーンH.jpg

先芯も溶剤系を使わず、床革を使って本格仕様です。

SKさんハンドソーンI.jpg

しっかりとエッジを立たせて・・・、

SKさんハンドソーンJ.jpg

せっせと吊り込み、吊り込み・・・。

SKさんハンドソーンK.jpg

でもって掬い縫い・・・、
(マイ木型なので、基本掬い縫い作業等はご自宅で進めておられるので、写真撮り忘れました・・。スミマセン・・。)

SKさんハンドソーンL.jpg

更には中ものを詰めた後、本底を切り出し・・・、

SKさんハンドソーンM.jpg

“ヒドゥンチャネル”仕様にする為、本底の銀面(表面)に薄い切り込みを入れております。

SKさんハンドソーンN.jpg

“ヒドゥン”(=隠された)、“チャネル”(=溝)とは、意味の通り、この後行う“出し縫い”の糸が底面からは見えないようにする為に施す技法のひとつで、結構難易度高めです。

まあ、分かりやすく言うと、リンゴの革を途中で切らないように薄く剥いていく作業を10倍くらい難しくした作業だと思ってください。(分かりづらいか・・・。)

SKさんハンドソーンO.jpg

その後、“ウィール”と呼ばれる道具を使い、出し縫いの当たりを付けていきます。

次回、いよいよ“出し縫い”&“手染め”作業に突入予定です。
posted by tomo at 13:28| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録