2018年06月26日

梅雨明け直前にホワイトシューズが完成〜!

初めての靴作りに挑戦中のNさん。

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GW明け位の完成予定でしたが、お仕事柄ご出張が多いようで・・・。

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仮履き完成後、白い革を使ったシンプルな紐靴の完成を目指して・・・、

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つり込み作業に奮闘中。

月1〜2回位出張が入るので、どうしても教室の間隔が空いてしまいがち・・・。
間が空くと前回やったこともつい忘れてしまう為、また一足目ということもあり、片足はこちらで仕上げてみせました。

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しかし、回を重ねるごとに少しずつ感覚を掴んできたようで・・・、

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つり込みでの皺寄せも、細かく均等に出来るようになってきましたね。

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ということで、アッパーがついに完成〜。

底面のゲージを作り、

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ビルケンのホワイトの底材を使うようで、外観はオールホワイトで・・。

最後にグラインダーで削り・・・、

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完成〜!

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アッパー、ソール、ヒールはシロで統一、また内装(ライナー&中敷き)と靴紐はゴールドと、梅雨明け直前に夏らしい一足が完成しました。

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コツコツと1年近く掛けゆっくりと仕上げてきましたが、Nさん、次はお母さまに一足プレゼントするそうで・・・、

因みにその靴の写真がオールホワイトのローファー・・・。

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余程、白がお好きなのね・・・。
posted by tomo at 13:24| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2018年06月20日

まとめて修理っ!&鏡面磨きにチャレンジっ!!

先日5足目の靴を完成させたOさん。

次の製作へと入る前に、これまでに作ったきた靴の修理を行うことに・・・。

5年程前に完成した初めての1足は、昨年修理をしたので、今回修理するのは2〜4足目の計3足分・・・。

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主にはヒール部分の交換と、モノによってはソールも換えます。

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シンナーを使い、糊を綺麗に取り除きながら、古いパーツを取り外していきます。

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3足目として作成したパンプスは、プラヒールなので、ヒール全体の交換となります。

修理のついでに、トウ部分の“鏡面磨き”をしてみたい・・・、ということなので、

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取り敢えず、片足分だけこちらで仕上げてみました。

もう片方は自分でやってみる、ということで、お家に持ち帰っていただいたのですが・・・・、

全く光っていなかったので・・・、

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パンプスに関しては、改めての説明も含め両足こちらで仕上げました。

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2足目・チャッカブーツのヒール修理を終え、再度残りの靴の鏡面磨きへ・・・、リベンジです。

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こちらも、片足分だけやって見せました・・・。

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クルクル・・・、クルクル・・・、30分程磨いて・・・、
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お〜、いい感じですっ!!

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さてこちらは、4足目のアンクルブーツ・・。

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お〜!!、かなりコツを掴んだようですね。

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自分の気に入った靴を、しっかり修理をしながら履いて行く・・。とても素敵なことです。

これで、またガシガシ履いてあげてくださいな。
posted by tomo at 21:08| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2018年06月12日

ブラックラピド製法で袋モカのローファーを作成してみた〜その弐

先日、近くの自販機で缶コーヒーを買おうと100円を入れたところ・・・・、
ん?・・何だかおかしい・・・。途中で引っ掛かっているような・・。

140円のコーヒーなので更に50円を入れてみたところ・・、
あれ?・・、やっぱ入らないっ!

投入口をドンっと叩いてみても、何も変わらず・・・。

次にもう10円・・・、
なんだか100円玉の上に50円玉が乗っかっているようなので、更に10円玉で押し込んでみようと試みるも、その10円も乗っかってしまう始末・・・。

2〜3分、叩いたり揺すったりしたものの、道行く通行人の視線が・・・・、
メンタル的にかなりやられてしまったので、敢え無く撤退・・・。

朝の教室で、その旨を生徒さんに説明し、
“もう自分は権利放棄したから、ただでコーヒー飲めるかもよ・・”

と話したところ、

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4人いた生徒さんの内のKくんとAさんが、自身の作業前に救出部隊を編成・・・、囚われの身の160円を救うことに・・・。

一旦は諦めて工房に帰還するも、工房にあるヘラと両面テープを持って、再突入っ!

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なんと、昨晩から既に囚われていたと思われる、トータル990円を無事保護っ!

何だか、厚紙が挟まっていたよう・・・。


と、どうでもよい話はこの辺にしておいて、袋モカの続きです。

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釘で固定したモカを掬い縫いで縫い付けていきます。

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両足とも縫い終わり・・・、

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ベルトを縫い付け、アッパーが完成しました。

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モカの掬い縫いは今回初めて行いましたが、思っていたほど難易度は高くないように思います。
今後は生徒さんの靴も、この方法はアリだな・・、と感じました。

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その後、5o厚の本底を取り付けヒドゥンチャネル・・・、

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出し抜いを掛けて・・・、

最後にヒールの積み上げを行ったところ、重大なことに気づく・・。

今回の積み上げは、3枚セットのモノを使用・・・。
この木型は、3枚積み上げ + 化粧ヒール が基本で、これまで何足も作ってきました。

数ミリの“アゴ落とし”を行い、接地面をお椀上に削って留める、という従来通りのルーティンで行ったところ・・・、

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あら〜、浮いちゃってますね〜。

最初は、おかしいな・・・、と思ったのですが、思い起こせば今回はモカシン・・・、つまり中足部からトウに掛けては、中底が無いのです。

つまり、これまでのつり込み式では中底の厚み分(約5o程)があったのですが、今回その5o分が前方で不足していた為、このような形となってしまった・・、というわけです。

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ということで、更にアゴを落として、隙間を無くして・・・、

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完成〜!

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因みに、下の写真は同じ木型で作った靴のシルエット。

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右の2足はハンドソーンで仕上げたものですが、随分と違って見えます。

先芯が入っていないことと、ウエルトが無い分“コバ”のせり出しが抑えられているからですが、随分印象が異なります。

また、中底が無い分、かなり“靴の返り”はいいですね・・。

ローファーのように履き口が浅い靴で、体重が50〜60s台の人は、絶対こちらの作りの方が履きやすいと思います。

いわゆる“堅い靴”が苦手・・・、だけど長持ちはさせたい・・・、という方にはピッタリです。

行く行くはオーダーにも取り入れたいと思っております。
posted by tomo at 13:07| Comment(0) | オーダー及び靴のこと