2017年12月15日

Yさん追っかけ記録A(外羽根編)~今回はダブルウエルテッドで行きますっ!の巻

この秋から息子さんの靴を作り始めたYさんの続きです。
※前記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20171102-1.html

先芯(トウパフ)作りから・・・、溶剤系は使わず、床革で仕上げていきます。

Yさん息子さん靴O.jpg

ご自身の靴同様、息子さんの靴であろうと、一切手は抜きません。

シャンクも鉄を使わず、革を使っていますね・・・。

Yさん息子さん靴P.jpg

今回は一切釘を使わずに仕上げるようです。
現在主流の圧着(セメント)の靴はもちろん、ハンドソーンウエルトの靴でも、踵部に釘を使う靴が多いのですが、いわゆる“錆(さび)”を嫌い、一切釘類を使わない、といった職人さんも少なからずいらっしゃいます。

こだわってますね〜。

Yさん息子さん靴Q.jpg

この写真でお分かりだと思いますが、今回は掬い縫いを“ダブルウエルテッド”で仕上げてます。

“シングルウエルテッド”の場合、踵部より前だけ掬い縫いを施し、踵部は“鉢巻き”と呼ばれる別取りの革を釘で留めるのですが、今回の“ダブル”は全周ウエルトで掬い縫いを施します。

なので釘を使わずに済むわけです。

Yさん息子さん靴R.jpg

また踵ががっちりして見える為一見重そうに見えるのですが、逆に釘を使わないので“見た目より軽い”という印象を与えます。

出し縫いの前に、“車ゴテ”でウエルトに刻みをしっかり付け・・・、

Yさん息子さん靴U@.jpg

“出し縫い”も360度、全周施します。

Yさん息子さん靴UA.jpg

ご覧の通り、これらの技法はどちらかというとカジュアルな雰囲気の靴に多い意匠のひとつです。

Yさん息子さん靴UB.jpg

更には、ヒールを一枚づつ積み上げていき・・・、

Yさん息子さん靴UC.jpg

グラインダで整えていきます。

Yさん息子さん靴UD.jpg

アウトソールはvibramのハーフソールを貼り・・、

Yさん息子さん靴UE.jpg

ヒール&ウエルト廻りに磨きを掛けて、

Yさん息子さん靴UF.jpg

いよいよ完成です。

Yさん息子さん靴UG.jpg

“年末の帰省時には渡したいんだよね〜”

と仰っていましたが、しっかりと間に合いました。

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なんとも“息子孝行”のお父さんですなぁ・・・。

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心配していた、踵部のシミもほぼ消えて、ほっと一安心です。

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自前の木型で“木型補正”から“型紙づくり”も含め、全てがセルフプロデュースの靴・・・。

いっぱい履いてもらえるといいですねっ!
posted by tomo at 17:47| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録