2017年11月02日

Yさん追っかけ記録@(外羽根編)〜いよいよ自分以外の靴を作る!の巻

7足目のYさん・・・。

今回はついにご自身以外の靴を作ります。

Yさん息子さん靴@.jpg

足の採寸方法をしっかりとマスターし、家でご子息の足の採寸を済ませたうえで、中古の専用木型を購入・・。マモルさんで¥3,000位だった模様・・。

ご自身の足と異なり、ご子息はかなり甲が薄めのようなので、既存の木型を補正していきます。

Yさん息子さん靴A.jpg

下の木型写真からもお分かりの通りサイズ表示が外国仕様(アメリカスタイル?)の木型のようで、マイナスの補正をしていきます。

まずは上写真左足のマジックで描かれた甲部分をグラインダー及び木やすりで削り、数値を合わせていきます。

Yさん息子さん靴B.jpg

右足の方(写真手前)を先に削っておりますが、この角度から見るとその違いがお分かりになると思います。

Yさん息子さん靴C.jpg

削り終えた木型を基にマスターゲージを作成していき、型紙もご自身で作成・・・。

Yさん息子さん靴D.jpg

これまでの6足分の経験を活かし、ほぼ自力で完成させていきました。

Yさん息子さん靴E.jpg

今回は、シンプルに外羽根のデザインで進めるみたいですね・・。

Yさん息子さん靴F.jpg

吊り込み風景・・・。

Yさん息子さん靴G.jpg

Yさん息子さん靴H.jpg

仮履きをサクッと仕上げ、実際にご子息に足入れをしていただいたところ、甲部の抑えはしっかりと効いていて問題は無さそうなんですが、歩いてみると“若干小指があたる”とのご指摘があったようです。

採寸時のデータを基に、甲部だけでなく底面も少し削っていたのですが、少し削りが過ぎたようです。

Yさん息子さん靴I.jpg

ということで、今度はプラスの補正を、ロウを使って行っていきます。

補正後の木型で再度吊り込みをし直したものを試着していただいたところ、問題なさそうなので、いよいよ本番へと突入です。

Yさん息子さん靴J.jpg

少し光沢のある、キャメルのタンニンレザーを使って、吊り込み作業へ・・・。

Yさん息子さん靴K.jpg

シンプルなミシン縫いだけでなく、今回は手縫いステッチやビーディング等、新しい小技も入れ込み、愉しみながら進めているみたいですね。

Yさん息子さん靴L.jpg

と、ここで、今までにないハプニングがっ!!

ホワイトペーストを使い踵芯を入れ込み、本吊り込みをして暫くすると、なんと薄っすらとシミが・・・。

Yさん息子さん靴M.jpg

う〜っ!水気をしっかりと拭き取らないとこのようにシミが浮き出てくる革もあるんですっ!

薄手のタンニン等デリケートな革や色合いにもよるのですが、こういった革の場合は細心の注意を払わないと・・・。

ここまで、万事順調に進んできたYさん・・・、ここで少しモチベーションが落ちてしまいましたが・・・、


翌日、確認しましたところ、

Yさん息子さん靴N.jpg

大丈夫、単なる水によるシミだったようで、なんとか消えてくれましたよ。

ヨカッタ、ヨカッタ・・・・。

ただ、ホワイトペーストが溶け出した水がしみ込んだりすると、シミが消えない場合もありますので、今後も要注意です。

経験値を積んでも、色々なトラブルがあるものですな・・。
posted by tomo at 12:17| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録