2017年10月10日

Kくん型紙づくりC(ローファー編)〜その壱

靴専科の<基礎コース>を順調に終え、いよいよ<応用コースT>へと入ったKくん・・・。

Kくん型紙(ローファー編)@.jpg

<応用コースT>では、まずはローファーを作っていきます。

サンプルにしているのは、普段ご自身が履いてきているこちらの靴を参考にするみたいです。

Kくん型紙(ローファー編)A.jpg

これまで作ってきた外羽根や内羽根、いわゆる羽根モノは紐である程度微調整が利くのに対し、ローファーやパンプス等は調整するものがない為、より木型や型紙づくりに“精度”が求められます。

例えば、木型補正においてはBP数値についてローファーの場合、羽根モノの数値からマイナス5~10mm程に設定し、より甲部の抑えを利かせるようにいたします。

で、早速型紙づくりへ・・・。

Kくん型紙(ローファー編)F.jpg

これまでの靴同様、木型の中心線から外側(小指側)と内側(親指側)に分けてまずは型取りをしていき、それらを基に“マスターゲージ”を作成していきます。

Kくん型紙(ローファー編)G.jpg

写真の青い線は外側の面を、赤い線は内側の面を表し、それらを統一した中心線に合わせ一枚のマスターゲージとして使用していきます。

“より精度が求められる靴”と聞いて、これまで以上に慎重に進めるKくん・・・。

Kくん型紙(ローファー編)I.jpg

同じ作業を何度も繰り返し、マスターゲージがどんどん増えていきますね・・。

でも、とてもいいことです。なんでもそうなんですが、同じ作業を何度も何度も繰り返すことが成長への近道ですから・・・。

そしてそのゲージを使い、まずは“チェックパターン”を作ります。

Kくん型紙(ローファー編)D.jpg

このチェックパターンで、今度は踵部のホールドをより良くする為の行程を経、その数値を反映させた後“展開”することにより最終的なパターンの完成となります。

また、今回は初めて“モカ”の手縫いにも挑戦します。
Kくん型紙(ローファー編)B.jpg

モカラインを描いているところ・・・。

その木型のモカラインにもよりますが、概ねこんな感じでしょうか・・。

Kくん型紙(ローファー編)C.jpg

この絵は木型を真正面から見た絵ですが、内側から自然に下りてきて〜センター付近では水平をキープ(もしくは少し山成りのラインに)し、小指側にまた自然に下りていくようなイメージです。

勿論、正面だけでなく上や横からもラインをチェックしてください。

Kくん型紙(ローファー編)H.jpg

最後に、清書して・・・、

Kくん型紙(ローファー編)J.jpg

展開図の完成となります。
その展開図から型紙を作り、いよいよ裁断へと突入していきます。
Kくん型紙(ローファー編)K.jpg

おっ!踵をシームレスにしようとしている・・・。
何事にも好奇心旺盛なKくんですが・・・・、果たし上手く吊り込めるのか・・・?

次回乞うご期待ですっ!
posted by tomo at 14:22| Comment(0) | 靴専科・型紙づくり