2017年04月27日

靴づくりにおける社会心理学的男女の違い・・・

歴6年、もうこれで10足目になるMさん・・・。
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次の靴はというと・・・、こちらっ!

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・・・・かつお節??

これは、“ベンズ”といわれる革(牛の背中からお尻にかけての部位)を木型に癖付けしたものです。

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これがベンズ・・・。最も繊維が細かく、主にベルトや革底に使われる部位。

これを水に30分程浸し、柔らかくなったところを・・、

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こんな感じで、底面から木型に吊り込んでいくわけです。

普通の靴のつり込みが1〜2o程の革ですから、3oの革を吊り込むとなると、なかなかの力業なわけです。

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包丁で切り込みを入れながら、釘でガンガン留めていきます。

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これは何をしているかというと、“オパンケ”(オパンカとも言います)の舟形をつくっているところ。

最終的にどんな感じで仕上がるかというと・・・、

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こんな感じや・・、【2008年Sさん作】

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こんな感じ・・・、【2011年Sさん作】

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はたまた、、こんなんや・・・、【2007年自作】

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こんなのも出来ますね。【2015年Kさん作】

Mさん、本当は奥様のブーツをこのオパンケ製法で作る予定でしたが、今回この製法は初チャレンジなので、
“まずは試作として自分の靴で作ってみます”

とのこと・・・。

優しいな〜・・・。 奥様への深い愛情を感じますね。

あくまで今までの当工房での“うろ覚え”のデータですが、男性がパートナーの靴を作るときは、Mさんのようにまずは自分の靴である程度練習してから、パートナーへの靴はより慎重を期す、という傾向がみられます。

対して女性がパートナーの靴を作るときは、まずパートナーの方で練習してから、自分用ではその失敗を繰り返さない、といった方が多かったような・・・。

“うろ覚え”のデータですよっ!

因みに、最後の写真のブーツを作ったのが、

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こちらのKさん・・・。

そのKさん、ブーツで使った“余り革”で今回は“夫婦ルームシューズ”を作成。

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大きい方が旦那様用で・・・。

先に取り掛かってました。

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因みにこちらの小さい方はご自身用で、旦那様の後に作成・・・。

断然仕上がり具合がいいですな・・。
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2017年04月21日

安定期で“やる気スイッチ”オン! 一気に仕上げるぞ〜っ!

昨年、パンプスの“仮履き”作成時、つり込み時の釘穴を完全封鎖し、周囲を笑わせてくれたTさん・・・。
※その時の記事がこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/archives/20160424-1.html
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仮履き用の靴も、
“折角だから、ちゃんと履けるようにしたいっ!”
ということで、本底はもちろんヒールもしっかり取り付けたため、本番に入るのに少し時間がかかっておりましたが・・・、
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本番用のアッパーがようやく完成いたしました。

時間がかかったのは、このリボンのデザインをどうするか、あ〜だ、こ〜だとひと月ほど悩んでいたのがまずひとつ・・・。

見ようによっては“昆布巻き”っぽい気がしないでもないのですが・・。

そしてもうひとつは・・・、

なんと昨年オメデタが発覚っ!! Tさん、おめでと〜!パチパチパチ〜

その為、約3か月程お休みをしておりましたが、ようやく安定期にも入り靴づくりを再開・・。

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ということで、大きくなったおなかでつり込みしてます。
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いい感じで仮つり込みが出来ました。

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今回はパンプスなので、仮履きも含め“ボロネーゼ製法”という、返りの良い製法で進めたので、つり込みに少し時間がかかりましたが・・、
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こんな感じで、ライナーと底面の革を手縫いすることにより、まるで“靴下を履いているだけ”のような、抜群に柔らかい履き心地になるわけです。

この“返り”が良くなれば、踵もしっかりついてきて、パンプス特有の“踵がパカパカする”ということが、なくなるということですね。

Tさん、仮履きで作ったパンプスでその履き心地を実感したためか、本番の靴もこの製法で進めてます。

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ライナーのつり込みを終え、
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先芯を入れてつり込み完成〜。

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“中もの”のコルクを入れて、余分な部分を削り落としてます。

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ソールとヒールは、“革っぽく”見える、チョットお高い“レザークレープ”をチョイス・・。
タンニンレザー等少し原価の高い素材を使おうとする生徒さんには、

“原価高いよ〜”

とお話しするのですが、Tさんいつもマフィアのボス風に、


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“金ならあるっ!”
と返すのがお決まりのパターン・・・。

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こちらとしては、次第に予定日が近づく中、ヒールについては比較的短時間でできるプラヒールをお勧めしましたが、安定期に入りどうも“作成モード”のやる気スイッチが入ってしまったようで、ヒールの積み上げをご希望・・・。

“時間かかってもこっちがいい〜っ!”

と聞きません・・・。ということで、ノリを付けてます。

更には、リボンと同色系の“サシ色”を入れたいとのこと・・・・。

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グラインダーで、削り廻して・・・、

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“アゴ”を落として・・・。

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なるほど・・、そういうことね・・・。

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で、最後に中敷きを切り出し・・・、

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完成〜!

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旦那さんの靴、お母さまの靴、そして自分用に2足(下の写真、ベージュのモカシン)の計4足を完成させ、いよいよ卒業・・・、しっかりと子育て頑張ってくださいっ!

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と、思いきや、

“4月に入って、産休に入ったから暇なんですよね〜。ベビーシューズも作ってもいいですか〜?”

ということで、次週から週3で来てくれるそうな・・・。
posted by tomo at 15:54| Comment(0) | 工房及び教室のこと

2017年04月17日

靴づくりの基本A〜ポストミシン【上糸編】

第2回目の“靴づくりの基本”は革用ミシンを取り上げたいと思います。
※第1回目“革の裁断編”はブログ右側カテゴリーの『靴づくりの基本』をご参照ください。

当教室へ通い始められる方の8〜9割の方が、
“ミシンは小学校の家庭科以来、触っていないんですけど・・・”

といった感じです。

日ごろ家庭でミシンを扱っている、という主婦層の方々は比較的早く慣れますが、そうでない方が最初に苦戦を強いられるところがこのミシンの扱いのようです。

ということで、ここから数回に分けてミシンのセッティングの仕方(上糸・下糸の正しい通し方)、実際縫う時の注意点等を写真を使ってご説明していきたいと思います。
長くなりますので、今回は【上糸編】ということで進めていきます。

※針の交換(仕上げ用・縫い割り用)やピッチの調整等は教室でお渡ししているプリントの説明で十分お分かりいただけると思いますのでここでは省略します。

当教室で、靴用のミシン(ポストミシン)としておいてあるのが、
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こちらの『PW−6』(窓に向かって右側のポストミシン)

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そして、PW−6の次のバージョンとして出た、
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こちら『LPW−6』の2台です。(窓に向かって左側のポストミシン)

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『靴用』と書きましたが、別に靴専用ということではありません。
縫物(主に革)の厚みが、〜2.5o以下の場合は、主にこちらの“ポストミシン”で縫っていただいてます。
ですので、『革小物』や『かばん・バッグ類』で差ほど厚みがない場合はこちらの方が扱いやすいので、こちらで縫うことをお勧めしている、ということです。
※3o以上の革・布等の場合は(主にかばん・バッグ類になりますが)、TE−5とTE−6bというミシンもありますので、こちらを使っていただいてます。詳しくは“鞄づくり、ときどきブログ”で掲載。

あと、上の2台の違いは殆どありませんが、写真の通り、若干のマイナーチェンジがされているという程度ですので、どちらもほぼ同じと思っていただいて構いません。

まず、“糸置き”に糸を置きます。
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このミシンで扱う糸の太さは主に#20と#30がメインとなります。ごく稀に#8も使います。

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糸が自然に出てくるように、まずはこの写真のように糸を通します。

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その後、ミシン本体上にある“アンテナ”部分にこのように通します。

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次の三つ穴の台も、こんな感じで・・・、上から下へ、そして捻りながら右から左へと3つの穴を通し・・・、

ポストミシン上糸編H.jpg

その後、ここが重要なポイントです。
家庭用等、どのミシンもそうですが、糸には必ずある程度の“テンション(張力)”を掛ける必要があります。
そのテンションを掛けるのがこの部分です。

2枚の銀色の皿のようなものが重なり合っていて、その間に糸をしっかりと食い込ませます。皿の手前には“渦巻バネ”が付いており、手前のネジ(黄色いマスキングテープが貼ってある部分)を回すことによって“テンション”を調節する、という仕組みです。

しっかりと糸をかませたら、アルファベットの“S”の字を描くように糸を通し、

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この“糸とりバネ”と呼ばれる部分に糸を掛けます。
この部分の糸の通し方は写真と文章だけでは少し分かりにくいので、教室で実際にご覧いただきながら説明していきます。

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その後は“天秤”に糸を掛け・・、

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ゴミ採り綿のところに引っ掛け・・、

ポストミシン上糸編L.jpg

最後に“針棒糸掛け”に通して、上糸のセッティングは終了となります。

最近のコンピューター等が内蔵されている家庭用ミシンは、
“ここに糸を置いて、ここに引っ掛けるだけで誰でもすぐに使えますっ!”

なんていうものが多い中、やはり工業用でしかも革用のミシンですので多少複雑ではありますが、数回で慣れると思います。
ただ、どうしても皆さん“縫う”ということに専念しすぎて、最も需要なセッティングを軽視している傾向があるので、ここで詳しく書かせていただきました。
※初心者の方は教室での練習後に、またある程度慣れた方でも他の作業でミシンの扱いがしばらくぶり、といった方も、教室以外の場所で復習がてらザッと読んでいただければ、と思います。

正直、ステッチが綺麗か綺麗ではないか、というのは、上手い人もそうでない人も殆ど差はないと思います。
それよりも、正しくセッティングできているかどうかが、大きな失敗を防ぐ最大の方法だと思いますので、是非ご参考にしていただければ幸いです。


posted by tomo at 11:27| Comment(0) | 靴づくりの基本

2017年04月10日

Aさん追っかけ記録(ハンドソーン編)〜ドラマ『24』風にアレンジしてみた・・の巻

アメリカの人気ドラマの先駆けともいえる、ジャック・バウアーでお馴染み『24/Twenty four』・・・。

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余りにも多すぎて、シーズンいくつ目なのかもうよく分かりませんが、今年『24:レガシー』として、またスタートしたそうな・・。

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さすがにもうジャックは出てこず、どうもスピンオフという設定のようですが・・・・、こうなってしまうと更に今後も続編が量産されるのでは・・・、と思う今日この頃・・・。

まあ、一度も観たことはないんですけどね・・・。


ということで、今回はややマンネリ化してきた“追っかけ記録”を『24』風にアレンジしてみようかと・・。

というのも今回ご登場の水曜夜クラスのAさん、一度も休まず、且つ時間通りにしっかりと通っていただいている、とっても真面目なお方・・・。

たまには教室を“お休み”されて、後日“振り替え”という形をとる方が多い中、毎週水曜には必ず来ます。
雨が降っても、極寒の日でも、しかも自転車で・・・。凄いっす!なんだかジャックっぽいんです。(観たことないけど・・。)

記録は全て“水曜の夜”・・・。ということで、あの『ピッ・・ピッ・・ピッ・・ピッ』という、デジタル時計音を頭の中でイメージしつつ、且つ“ジャック・バウアー風”にご覧ください。

2016/09/14 19:31
Aさんハンドソーン@.jpg

まずはアッパーの裁断に取り掛かる・・・。
ここは、革の伸び方向をしっかり読み取り、慎重に対応せねば・・・。

※いきなりですが、長くなるので、アッパー作成はイントロダクションということで・・・。
なので3か月程チョイト飛んで・・・、

12/14 21:41
AさんハンドソーンA.jpg

いよいよハンドソーンの醍醐味、“掬い縫い”へと突入することになった・・。

12/21 21:42
AさんハンドソーンB.jpg

ここからは長丁場になりそうだ・・・。より緊張感をもって対応せねば・・・。

2017/01/11 19:29
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新しい年を迎えたが長期戦に備え、ガード用に手袋を用意してみた・・。
正月ボケなんて俺には関係ねぇ・・。プロは常に準備は怠らないってことだ・・。

01/11 20:47
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なかなか良さそうだ・・。約2週間近く、ずっとこの作業をやっているのでだいぶ疲れてきたが、少しスピードが付いてきたようだ・・・。最初はきつかったが・・・、なんだか楽しいぞ・・・。

02/01 20:32
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掬い縫いが終わった後は、“中もの(コルク)”やシャンクを入れ、5oの本底を貼り付けることに・・。
この後の“出し縫い”に備え、今日は取り敢えず仮止めをし、ゆっくりと身体を休めておこう。

02/08 19:01
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なっ なんてことだっ!! 先週仮止めしておいた底が剥がれちまってるっ!
 
“中もの”のアールを殺し切れていなかったのか? クソッ!!
仕方がない、改めて糊を付け直し・・・、フ〜〜、フ〜〜・・・。しっかり乾燥させてと・・・。

ここで焦ってはダメだ・・。平常心を取り戻さなければ・・・。

02/08 20:58
AさんハンドソーンG.jpg

包丁使いで最も難易度の高い“ヒドゥン・チャネル”・・・。

なかなか手強かったが、我ながら上手くいったと思う・・。やはり常に平常心でいることが、事件解決には欠かせないということだろう・・。

02/15 20:05
AさんハンドソーンH.jpg

いよいよ“出し縫い”だ・・。
ウエルトに温めた“車ごて”を当て、ピッチを整えたところで、バディから

“大変だったら、ピッチ一目ずつではなく、二目ずつでもいいよ。カジュアルな靴だったらピッチ粗目で・・”

と言われたが・・・、確かに大分疲れてはきたが・・・。

いやっ! ここで妥協するわけにはいかんっ!一目ずつ、長丁場にはなるが俺ならできるっ!

03/01 21:37
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どうだっ!
やはりエレガントな仕事を心掛けねば・・。
バディには悪いが、やはり俺の選択は間違っていなかった・・。

03/22 19:15
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よし、ここからは一気に畳みかけるぞっ!※ここからは分刻みで・・・。
ヒールを積み上げ・・・、

03/22 19:41
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ここは濃茶だろう。

03/22 19:48
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コバゴテもキッチリと・・、メンチュウロウでゴシゴシ・・・、

03/22 20:32
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おっと、ソールの吟を落とさねば・・・、

03/22 20:37
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03/22 21:12
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03/22 21:21
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フノリで磨きを掛け・・、キュッ、キュッ、キュッと・・・。

03/22 21:35
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・・・・終わった・・・。
長い闘いだったぜ・・。

ということで、シーズンTが終わりましたが、次回シーズンUではどんな活躍を見せてくれるでしょうか?
本家『24/Twenty four』並みにシリーズ化してみようかな・・・。

※心の声はあくまでも私の想像です。実際にAさんが発しているわけではありませんのでご了承ください。

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こちらが完成品・・。

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因みに、最後怒涛の3/22は中敷きがまだだったので、正確な完成は翌々週(翌週が第五週目で教室お休みだった為)、4/5のクレジットとなっております。
posted by tomo at 12:05| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年04月06日

Mさん追っかけ記録A(サイドゴアブーツ編)〜手が入らず指が攣るっ!の巻

3足目Mさん追っかけ記録、その弐です。
※@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/article/179187066.html

前回はミッドソールを仮止めし、打ち込みキリで穴を開けたところまででした・・。

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今回はマッケイ製法なので、底縫い用の糸を作っているところ・・・。5本撚りの麻糸にチャンを塗りつけています。

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で、同じクラス、ハンドソーンに挑戦中のAさんと仲良く、チクチクチクと・・。

しかし今回はサイドゴアブーツの為履き口が狭く、なかなかトウ先端まで指が届きにくい構造・・・。

ゆ・・指が・・・、つ・・攣るっ!!

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少し時間がかかりましが、何とか綺麗に縫えました〜。

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その後は、クレープのアウトソールとヒール付けをする為、手縫いの時抜いていた木型を再度入れ直します。

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ヒールの積み上げをし・・・、

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グラインダーで削り廻します。

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コバに染色し・・、

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最後、鏝で突き固めて・・・、

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完成〜!

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国産高級革・栃木レザーを贅沢に使い、クリッピングも全て自作で仕上げたサイドゴアブーツ。

前回の圧着と今回のマッケイ・・・、是非履き比べてみてください。
posted by tomo at 11:13| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録

2017年04月03日

ダンスシューズは革底で

話題の『ラ・ラ・ランド』・・・。

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行こう行こうと思いつつも、なかなかタイミングが合わずまだ観れておりません。

昔、まだ慣れてない頃はセリフの途中で、いきなり歌いだしたり踊りだす、という違和感が先行してしまい、余り好きにはなれませんでしたが、“レ・ミゼラブル”を観てからはだいぶ抵抗が無くなったような気がしており、また“ボリウッド映画”なんかもそれなりに観てきたこともあり、以前よりは楽しめるかなと・・・。

春休みが終わった当たりで、是非IMAXで観に行きたいと思う今日この頃・・・。

ということで、今回は“ダンスシューズ”を作成中のSさん、ご登場です。

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これまでも、社交ダンスタップダンス用の靴を作りたい、ということで数名の方がいわゆるダンスシューズを作ってこられましたが、今回は東ヨーロッパの民族舞踊、ということで・・・、

なんかクルクル廻ってる映像がぼんやりと浮かびましたが・・、スミマセン、あまりイメージできてませんが・・。
まあオーソドックスな“外羽根”使用の靴でいいようなので、それで進めていくことに・・・。

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比較的男性は地味な色味の衣装らしいので、アッパーはシンプルに黒で統一しましたが・・、
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ライナーは思い切ってゴールド仕様で・・。
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やはりさり気ないお洒落は必要です。

で、先ほど“クルクル廻ってる”と書きましたが、あながち間違ってはいないようで、底はゴム素材では拙く、多少滑りやすい方がいいとのこと・・・。
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ということで、“圧着(セメント)式”ではありますが、本底は革で仕上げることになりました。
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しっかり磨いて・・・、
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ヒールもちゃんと革を積み上げ・・・、
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木ヤスリ&サンドペーパーで更に磨き〜の・・、
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インク付け〜の・・、
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半カラスで・・、

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完成〜!

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フィッテングもバッチリのよう・・・。

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是非次の舞台でデビューさせてくださいな。
posted by tomo at 09:54| Comment(0) | 工房及び教室のこと