2016年04月08日

職人S氏追っかけ記録A(マウンテンブーツ編)〜得意のダブルスタンバイ〜の巻

マウンテンブーツ作りの職人Sさん・・・、約3か月ぶりのご登場です。
※追っかけ記録@はこちら⇒http://sakaiworks.sblo.jp/article/172595908.html
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前回は仮つり込みまででしたが、コツコツ進行中です。

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通常よりもかなり厚めのトウパフですな・・。

“こんなに厚いと底面のエッジが出ないから掬い縫いでかなり苦労しますよ”
という忠告にも、

“いや、大丈夫っす・・、と・・・。

まさに【四十にして迷わず】・・・。自分の信じた道を突き進みます。

もうここまで手練れてくると、私の言うことも聞いてくれません・・。

まあ、Sさんの場合何とかしちゃうからいいんですけどね。

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確か当初は“ノルウィージャン”の予定でしたが、さらに難易度の高い“ノルウィージャン・ウエルト製法”にしたようです。

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ノルウィージャン・ウエルトとは、このように幅広のウエルトとアッパー、そして中底を掬い縫いしていきます。
ハンドソーンの場合は、最初に中底に下穴を空けておいて、その下穴に中底側から針を入れるので比較的容易なのですが(それでも初めての人には大変なんですが・・。)、こちらは外側(アッパー側)から針を入れるので更に難易度が上がります。

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しかも革ひものチェーンステッチまで入れて・・・。
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そしてこのようにL字に折り曲げて、底面を平らにして・・、
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この後更にミッドソールと出し縫いをかけていきます。


と、この一足だけでも超大変なのに、この日はなんとご自宅で同時進行中の靴も登場です。

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マウンテンブーツの方は教室の木型を使っているので、底付け作業などは工房でしかできませんが、マイ木型をお持ちのSさん、このように自宅でも・・。

でました、得意のダブルスタンバイです。

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なにやら今回は、ネットで超高級革・ブライドルレザーを入手したとのことで、そちらを使った“内羽根”靴・・。

財布やダレスバッグなどでは極稀に見かけますが、まさか靴で使うとは・・・。

しかもハンドソーンで底付けまで終わってますよ。

どんだけ好きなんだよ!って感じです。


UさんマウンテンブーツI.jpg

因みにこちら、同じくマウンテンブーツを作っているUさんの靴・・・。
こちらは“クーズー”という稀少革を使っているので、その対抗心なのかな・・。

最近、革に異常なほど愛着をもつ“レザー男子”が増殖中です。
posted by tomo at 14:21| Comment(0) | 生徒さん追っかけ記録