2013年04月09日

マッケイ製法

約2ヶ月ぶりの更新・・・、ご無沙汰してます。



前回は確かハンドソーン製法にて完成した生徒さんの靴をご紹介したと思いますので、今回は丁度今作成中のマッケイについてご紹介です。

アッパー作成については、今回は省略し・・・、
マッケイ製法@.jpg

まあ、こんな感じで・・・、いわゆるローファーですね。

以前同じ革で、ブリーフケースを作りましたので、オソロの靴でも・・・、ということです。

※因みにブリーフケースはこちら⇒http://sakaiworks-bag.sblo.jp/article/60181060.html

マッケイ製法A.jpg

紐靴と異なり、こういったスリップオンタイプは甲の抑えが無いので、足をしっかりホールドできるよう、踵芯は少し長めに作ります。

マッケイ製法B.jpg

こんな感じで吊り込みです。


吊り込みも、以前ハンドソーンでご紹介しましたので、ここでは省略して・・・・、

マッケイ製法C.jpg

いきなりソールへの穴あけです

今回は最終的に4mmのクレープソールは貼るので、少し薄めの革を使用・・・。

チャネリング(ドブ起し)も省略です。

コツとしては、底面に対して垂直に打ち込み錐を立てるのではなく、20度〜40度位内寄りに傾けて打ち込むことです。

特に爪先側はかなり斜めに打ち込まないと、後々手縫いが大変です。

マッケイ製法D.jpg

手縫いの糸は、今回は麻糸5本よりを使いました。

もちろん、しっかりチャンとロウを刷り込んでます。

針については、今回は二つ折りの細針金をハンダで留めたものを使ってます。

昔はいのししの毛ばりなどがあったようですが、最近ではなかなか入手が困難なので、こういった針か14号くらいのテグスが丁度いいようです。

マッケイ製法E.jpg

因みに、木型を外して内側から見てみるとこんな感じに・・・。


普通に出し縫いを掛けられるのはこの辺りまでですね・・・。


これより先っちょは、もう手が入りません・・・。

で、どうするかというと・・、

マッケイ製法F.jpg

先に外側から針を入れてひっぱり・・・、

マッケイ製法G.jpg

内側から入れる方は、一旦針を外し、外側からひっぱり出した針に寄りを掛けて・・・、

マッケイ製法H.jpg

スルスル〜、と引っ張り出します。


でもって、内側からの糸を一旦外し、同じ穴に再び外側からの針&糸を通します。

文章だけだとチョット分かりづらいかな〜・・。


とにかく、爪先側の15〜20穴分はこういった感じで、いちいち針を外していくので、とっても面倒です。

マッケイ製法I.jpg

まあ、そんなこんなで両足完成〜。

爪先は、ちと骨が折れますが、2〜3時間位で終わりますので、ハンドソーンよりは楽ですな。

あとはハンドソーンより返りはかなり良くなりますので、こういった履き口の広い靴には、こちらの方がお勧めです。




マッケイ製法J.jpg


もちろん生徒さんでもチャレンジ中の方が・・・。


マッケイ製法K.jpg

歴2年目のMさん。

チクチクやってますよ〜・・・。

マッケイ製法.jpg

因みにこんな靴・・・。

内羽根の、しかもロングノーズ・・・・。



マッケイ製法L.jpg

超〜大変ッスよ・・。

内羽根は外羽根と比べて羽根がガバッと開かないので手は入らないし、しかも先っちょ長いし〜・・。

マッケイ製法M.jpg

丁寧にヒドゥンチャネルもやってます。

Mさん、頑張れ〜!!
posted by tomo at 19:45| Comment(0) | オーダー及び靴のこと