2013年02月21日

ハンドソーンウエルト完成〜!!

当工房では、最初の一足目はセメンテッド(圧着)式の方がほとんどですが、ある程度経験をつんでくるとどうしても次のステップへ、ということで難易度の高い靴をつくる方も増えてきます。

手縫い靴としては、マッケイ製法やアウトステッチ製法もありますが、中でも最も難易度の高いのがハンドソーンウエルト製法でしょう。


今日は、そんなハンドソーンを、途中何度も挫けそうになりながらも完成させたお二人をご紹介・・。

124_1.jpg

まずは、歴2年目のKくん。途中鞄なんかも作っていたのですが、靴はこれが2足目・・・。


124_thumb.jpg

黒い革ですが微妙なムラ感のある、とてもいい表情の革です。

浅草の革小売のお店・キミ〇カさんにてご自身で見つけてきたタンニン革です。
60円/ds前後とのことで、掘り出し物のいい買い物です。

124_3.jpg

かかと周りはスティングレイ(エイ革)をあしらうなど、2足目と経験値の少ない割にはなかなか大胆な革使いですね。

124_4.jpg

トウのポリッシュも決ってます。


こちらは昨年8月からなので約半年ほど。途中からは週2枠(6時間)に増やして作業をすすめていましたが、かなりのスピード完成でしょう。


続いては、当工房でも古株となってきたMさん・・。

歴4年目で、かれこれ7〜8足目でしょうか・・・。

125_1.jpg

ただ、見ての通り、もうすぐ生まれます・・・。

も〜分かっていれば、ハンドソーンなんかお薦めしませんでしたが、何しろ始めちゃってからおめでたが発覚したものですから・・・。



ご本人も、

“大丈夫ですよ〜。ちゃんとお医者さんに靴作り続けていいか確認しましたから〜”

と、あっけらかん・・。


いやいや、見ているこっちが苦しいですから・・・。


125_thumb.jpg

旦那様への2足目。

なんとか間に合いました・・。

125_3.jpg

後半は、かなり焦っていたのか・・・。

ウエルト周りになんとなくそんな面影が・・。

125_4.jpg

でも上手く出来てますよ!

ヒール周りやコバ周りの磨きは、おうちでゆっくり愉しみながら続けるそうです。


お二人とも、途中で出し針が折れたり、糸が切れたりと苦労の連続でしたが、どうもお疲れ様でした。

一生モノの靴として、大事に履いて上げて下さい。
posted by tomo at 14:30| Comment(0) | 工房及び教室のこと