2011年03月19日

取敢えず再開

取敢えず工房再開しました。

久々の暖かな陽気とはいえ、鉄道のスケジュールがまだ不確定な中、生徒さんにお越しいただけるか不安でしたが、今日は4人の方にお越しいただきました。


ここ数日は、節電の為暗くて寒い工房でひとり篭っておりましたので、久しぶりに皆さんとお会いできて少し元気を貰えました。

本当にありがとうございました。

そんな中、お二人のベビーシューズが完成〜!

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お二方ともコツコツ時間を掛け、また試行錯誤を重ねた末、漸く完成させたプレゼント用の靴です。

その努力と引き換えに、とびっきりの笑顔がいただけるといいですね。





午前・午後の教室が終わり、また節電モードでひとり作業を黙々と・・。

これからの春夏に向け、サンダルの試作です。先日来の木型の補正も併せて・・・。

前回のパンプス同様、本当はこちらも木型補正の確認のため自分用で作りたかったのですが、流石にこのスタイルのサンダルを履く勇気は無く・・・。

サンダル試作.jpg



生徒さんのMさんに協力いただき、サンプルモデルとなっていただきました。

今後は写真のようなプラヒールも用意しましたので、是非皆さんご利用下さい。

作業も楽になりますし、アッパーと同じ革をヒール周りに巻いてみたりと、デザインにも色々幅が広がりそうです。




ところで、今日も夕方以降はラジオを聴きながらの作業・・。

リスナーの応援メッセージやその合間に流れる曲が心に沁みる・・・。

既に2〜3回は泣いてるでしょうか・・・。

涙もろくなったなぁ。

2011年03月17日

ラジオ

先日のブログの通り、今週の平日は工房お休み・・。

この機会に自転車で必要物資の買出しへと出かける。

寒の戻りのような冷え込みの中、自転車移動で冷えた身体を立ち食いそばで暖める。


今日購入したのは、今後木型修正をロウで行う為のこまごまとした備品関係。

ロウが机に付かない様、テーブルに敷くビニールマットやガラス板等はハンズで。

ロウを延ばすためのステンレスのスプーン2本、削り取るコテ、切り出しナイフ等はリサイクルショップを2〜3件周り、計300円で入手。

う〜ん、我ながら良い買い物だ・・。

木型修正キット.jpg

この機会に、これまで床革で修正していた木型を、教えていただいた新たな定義を駆使しロウを使って修正することに・・。


この冷え込みで、夕方以降は都心でも大停電が起こるとの情報がラジオから流れた為、暖房はストップ。

ひとりマフラーを巻きながら黙々と作業。



と、一人の生徒さんから電話が・・・。

どうしても今日中にベビーシューズを持ち帰りたいので工房に立ち寄りたいとのこと。


今夜は都心も停電するかもしれないので無理しないで、と言っても

“大丈夫!ちゃちゃっと済ませてすぐ帰りますから。”

と、Mさん。

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節電の為電灯ひとつの寒々とした工房に、“明るさ”を持ってきてくれました。




話しは変わりますが、朝夕自宅でテレビを観ていると様々な情報が流れています。

もちろん今起きていることを知る上でとても大切なことですが、テレビの場合なんとなく“後ろ向きな”情報が多いような気が・・。

危機感を煽るというか、とってもドラスティックで・・、なんと説明していいか言葉が見つかりませんが・・・。

その点、ラジオは多少“前向き”で情報が暖かいような気がする。


今日も、大停電に備え節電を呼びかけながら、リスナーからは様々な節電や暖の取り方の工夫を紹介していた。

あまり暗くならずに、また多少の笑いも交えながら、

“皆で頑張ってこの危機を乗りきろう”という気持ちが伝わってくる。

皆も頑張っているんだから、自分も何かしなきゃ、という気持ちになり換気扇や電灯ひとつを消そう、という気持ちになる。
室内でもマフラーやコートで過ごそうという気持ちになる。


3300万kwtの上限が朝の寒さで3150万kwtまで上がった今日の消費量は、需要が拡大する夕方には上限を超えるのは必至。

自分もそのつもりで帰り支度をしていましたが、夕方19時の発表で2950万kwtにおさえられているとのこと。

もちろん鉄道各社さんや各企業さんの協力があったからだとは分かっていますが、一緒になって寒さを我慢していた時間をラジオで皆と共有したことで、

“日本人!やればできるじゃん!”


また、合間に流れる曲も、“大切な誰かを想い・・”“諦めないで頑張れ!・・”“辛いことがあっても、きっと大丈夫”といった内容のもの。

いままで聞いたことのある曲だが、なぜか心に染入る。

暗い気持ちも、ほんの少しだけど前向きにさせてくれる。


自分の努力なんて避難されている方々の100万分の1にも満たないし、比べるべくもありませんが、頑張っている皆さんの心にも、同じものが伝わっていることを祈ります。

2011年03月15日

お知らせ

昨日のブログでは、本日火曜日以降は通常どおり工房を開きますとご案内いたしました。

しかしながら、昨日から開始された“計画停電”及び、鉄道各社の大幅減便による混乱をみておりますと、ご遠方から来られる生徒さんにはかなりの負担になるのではと考えました。


よって鉄道各社の今後の運営がまだ不透明な中、本日3/15(火)〜3/18(金)までは原則、教室をお休みとさせていただきます。

ただ、近隣の方や、“こういった時こそ気持ちを集中させて作業を続けたい”という方もいらっしゃるやも知れませんので、いつもどおり来られそうな方は工房を開けますのでお越し下さい。

※尚、上記期間にお休みされる方は振替え等は発生いたしませんのでご安心下さい。また工房にお越しになる方はお手数ですがメールorрノてご一報いただければ幸いです。

19日(土)以降につきましては通常どおり開く予定ですが、様子をみて追ってご案内いたします。


会社勤めの方、主婦の方、学生の方、フリーの方 、etc・・。工房にはいろいろな方がいらっしゃいますが、それぞれの方が今出来ることを精一杯やるだけです。

お互い、頑張ってこの状況を乗り切っていきましょう。


Sakai workS 酒井

2011年03月14日

地震

未曾有の大震災となった今回の東北地方太平洋沖地震。

テレビ等から流れる映像はまさに地獄のような惨状で、背筋が凍るようなものでした。

被災された方々にはお見舞いを、また犠牲になられた方々とご遺族の方々には深くお悔やみ申し上げます。


当工房にも仙台からチケット制にて通っていただいてる生徒さんがお一人いらっしゃり、人事とは思えません。

心より無事を祈るのみです。


他の生徒さんからも、工房を心配してくださるメール等いただいておりましたが、何とか無事ですのでこの場をお借りしお礼申し上げます。

地震翌日の土曜日は、前日にいわゆる“帰宅難民”となられた方々も多かったようですので、この日お休みされた方々は振替等無しで結構ですのでご安心下さい。

今週から都内でも輪番停電が行われるようですが、今日現在こちらの方は影響が無さそうですので、工房は火曜日以降通常通り行わせていただく予定です。
非常時に“通常通り”というのもなんですが、取敢えず今自分が出来ることを精一杯やって行きたいと思います。


また状況が変わるようであれば、改めてお知らせいたしますので宜しくお願いいたします。



2011年03月04日

木型補正〜その2

細かな備品を買いに、浅草へ出かけるも生憎の雨模様・・・。

スカイツリー.jpg

この日、ついに600mを超え世界一の電波塔に・・。おめでとうございます。


さて木型補正もいよいよ終盤・・。

先日仮履きを作った外羽根の本履きが完成。

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今回も自分用なので、人気のない革や底材を使用する。

・・・また教室のTさんに、白のソールのセンスが問われそう・・。

外羽根・全景(修正後).jpg

因みに自分、かなり甲高段広です。

サラリーマン時代は25.5〜26を普通に履いていましたが、足長やBPから踵部までの距離等から算出すると正確には24.0が本来のサイズ。

ワイズや甲部に合わせるとどうしてもそのサイズでないとキツく、しかし履いて歩くと、足が靴の中であそぶあそぶ・・・。

スーツの裾が踵の中に入り込み、半年程でスーツダメにしてました・・。


因みにどれくらい盛ってるかというと・・、
外羽根・甲部盛3.jpg

こんな感じ・・。厚みが7〜8mmはあるでしょうか・・。

ただ、これまでは甲部は単に高さを上げて数値をあわせていましたが、斉藤先曰く“縦アーチが通常か落ちているかによって”異なるとのこと。

高く盛ればいいってモンじゃないんですね・・。

私のように肉付きのいい足は甲部の高さよりも、内側の方にたっぷりと肉付けです。




自分の足だけではなく、もうひと方この方法で木型を作成しています。

Hさんは普段23.5前後の靴をこれまで履いてこられたそうですが、やや外反母趾ぎみなことと踵が細すぎてなかなか足に合う靴がないとのこと。

フットプリントからみてもかなり踵が細い。

で斉藤先生とも相談し、取敢えず補正を始めたのが21.5cmの極細木型。

修正用・全景.jpg

踵部以外はかなりの盛り付け・・。足長をプラスするついでにトウも形状も変更。

Hさん木型用仮履き.jpg

で出来た仮履きがこちら。

今度足入れしていただくが、21.5がベースっていったら驚くだろうな・・。


しかし、これまでの床革補正だとここまで細かいところまで気が回らなかったが、ロウでの補正なら比較的容易により正しい数値が反映できそうだ。

先日早速斉藤先生に“ロウ補正セット”をお願いしてきたので、今後の木型補正が楽しみだ。